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思いのほか地味でどの星座よりも発見しにくい水瓶座
黄道第11番目に位置している水瓶座ですが、実は思いのほか地味でどの星座よりも発見しにくい星座と言われています。それは明るい星が一つもないからです。水瓶座はかめから水を流している絵画が用いられますが、この水の終わりに位置しているのが一等星のフォーマルハウトです。水の終点ではありますが、この星は水瓶座ではなく隣のみなみのうお座に属していますので、隣の星座を参考に探すことになります。
水瓶座の中央にはらせん星雲が広がっています。光はかすかで見難いですが、肉眼での光の大きさは満月の半分程度で全天でも最も大きい星雲です。リングが二重になっていることからこの名前がつきました。惑星状星雲の中では最も太陽系に近いものの一つです。このらせんの輪は太陽程度の大きさの星が最期を迎えるときに、表面から離れたガスがリング状に広がったものです。真ん中には小さな星の芯のような白色矮星が残されます。この輪は1万年ほどで消えてしまうと言われています。
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水瓶座の神話
水瓶座の水瓶は、ガニュメデスが捧げ持つ道具として様々な絵に残されています。ガニュメデスは美少年として有名ですが、トロイアの王子という身分でした。永遠の美と若さを表す金色に輝く体をしていたため、天上から見ていたゼウスも一目で気に入ってしまいました。
その頃、オリンポスで酒宴を開く時に酒の酌をする役割であった青春の女神ヘーベが天上でヘラクレスと結婚することになりました。そのため酌係の任と解かれ、酒宴では酌係がいなくなってしまいました。ゼウスはお気に入りの美少年ガニュメデスに次の酌係を任せようと、大鷲の姿に変身して地上に降り、ガニュメデスをさらってきてしまいました。それ以来ガニュメデスは天上で水瓶を持ち、神々に水や酒を供しつづけているのです。ちなみに注いでいる酒は「ネクタル」といい、神々に不死を与える酒だと言われています。
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水瓶座の人の特徴とは?
水瓶座は独立心が旺盛で、革新的、的確な判断力を持つと言われています。考え方は合理的でかつ論理的です。変わっている人が多いと言われるのは、前例のないものでも平気で選ぶ事があるためでしょう。他にも人と同じものには反逆精神で選択しない傾向があります。他人に対しては寛容的で、些細な事では争いません。しかし他人と自分をごちゃまぜに考えることはなく、他人との線引きをきちんとします。そして他人の領域を冒すようなことはありません。感情抜きで決断をすることもあるため、冷淡に思われることもあります。属性である風の影響で気分が変わりやすいこともあるようです。
支配星は天王星で、属性は風。星座石はアメジスト、ラッキーカラーはブルー、グレーです。相性の良い星座は同じ風属性である双子座と天秤座です。