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夢の種類は大きく三つに分けられ、肉体が感じた刺激の影響で見る「肉の夢」と、自分自身の思いから見る「魂の夢」、そして霊体が里帰りしているときに見る「霊の夢」があります。この夢の意味を知ることで、睡眠の大切さに気付き、夢の意味深さを感じることができるでしょう。夢は、私たちの魂がスピリチュアル・ワールドに里帰りして、経験してきた非常にリアルな出来事なのです。睡眠中に見る「夢」と未来に思い描く「夢」が、ともに呼び方が同じなのもうなずけます。
ここでは、スピリチュアルな視点からみた、この三つの種類の夢が持つ意味について、詳しくまとめていきたいと思います。
肉の夢とは?肉の夢が持つ意味
「肉の夢」は、睡眠中に肉体に何らかの刺激を感じ取り、その影響で見る夢ですが、このような夢を見るときは肉体の意識が強いときです。
つまり眠りが浅いときですね。
そのようなときは、魂もエネルギー補給に専念することができない状態であるため要注意と考えなければなりません。
肉の夢では、五感が受ける様々な刺激が反映されます。
体が受ける刺激の他にも嗅覚・聴覚などがありますね。
窓から焼肉の臭いが漂ってくるときは、焼肉を食べている夢をみることがあり、外で子供たちが遊ぶ声が聞こえるときは、小学校や校庭で遊んでいる夢を見たりします。
何かに押しつぶされる夢や、蛇にからまれる夢などはふとんが重い場合や、浴衣の帯がほどけて身体にからまっているときなどに見ることがあります。
暑苦しいときは、砂漠をさまよう夢や飲み物を飲む夢を、寒いときは、雪の中にいる夢や凍える夢を見たりします。
また、自分自身の寝相が夢に反映されることもあります。
例えば、ベッドから片足が落ちたまま寝ているときや、立てていた膝が倒れたとき、そして枕から頭が外れたときなどは、転落する夢を見ることがあります。
肉体が尿意を催しているときはトイレの夢を見るといったように、肉体の刺激・五感が受ける刺激が夢に影響するわけです。
魂の夢とは?魂の夢が持つ意味
自分自身の思いが夢に反映される「魂の夢」は、眠っている間もその思いが頭から離れないために見る夢です。
つまり、心に十分な静寂が無い状態を意味し、睡眠の質も多少落ちてしまうでしょう。
ですから、心に平安を保てるよう成長していきたいものですね。
魂の夢で最も多いのは、日頃抱えているストレスがそのまま夢に表れるというものです。
例えば、うまく言葉で表現できない悩みを抱えているときは声が出なくなる夢を、そして八方ふさがりのときは、迷路に迷う夢を見ることがあります。
テストや学芸会などがプレッシャーに感じているときは、学校を舞台とした夢を見る人が多くなっています。
とはいえ、同じ状況にいる人が皆同じ夢を見るとは限らず、何を恐れているのか、どんなことが苦手なのか、どんなことに人一倍こだわってしまうのかによって夢は内容が異なってきます。
ネガティブなことだけに限らず、どんなことに喜びを感じるのか、どんな理想や願望を抱いているのかによっても夢の内容は異なってくるのです。
これらのことから、魂の夢は自分から自分へのメッセージであるということがわかってきます。
霊の夢とは?霊の夢が持つ意味
「霊の夢」は睡眠中に魂が里帰りしたときに見る夢ですが、私たちの魂はその行った先や生き帰りの途中で、様々な経験をしています。
「夢をまったく覚えていない」というときも、私たちはしっかり里帰りしています。
夢を覚えていなくても、魂は覚えており、気持ちが癒されていることや、前向きになっていたりするものなのです。
霊の夢を見るときは、ある程度良く眠れているときです。
私たちが里帰りする「スピリチュアル・ワールド」は無数の階層に分かれています。
そして、行った階層には自分と同じ高さの魂が集まっています。
心地よく、楽しい経験ができたのなら比較的高い階層に行ったことを意味し、苦しく、怖い経験をしたのなら低い階層に行ったということを意味しています。
最後に
このように、夢は波長(心境)が反映されるものだということがわかります。
高い波長を持ち、良質な睡眠をとることで、メッセージを受け取ることができるのです。
「波長の高さ」とは、魂の聡明さを意味し、聡明な人とは、人格が成熟しつまらない思い癖もなく、真の愛を持って生きている人です。
そして、よく眠ることはよく生きることです。
現代人である私たちは睡眠や夢をおろそかにしがちですが、眠るときも、一生懸命眠りましょう。
人生においてよく学び、良い苦労をして、魂を成長させる努力をしていけば、夢の中で素晴らしい世界を旅することができるのですね。