■宮沢りえの出生図から読めること
*出生時間不明のため月の度数とハウスはダミー
恋愛結婚に関わること以外は、芸能人だしニュースで知られてるからサクサク飛ばして「西洋占星術で観る限り」特徴的な部分をピックアップしていくわね。
■太陽金星キロンの緊密な合
なんといっても目立つのが太陽金星キロンの緊密な合。キロンは、出生図ではアスペクトする天体、特に合の場合はその天体や星座の意味合いにおいて傷付く、トラウマを負う運命になる。
そして、それを乗り越えて今度はその天体や星座の意味合いを人生の中で活かしていくし、他者の傷やトラウマを癒す側としてはたらく。
彼女の場合はまさに、太陽金星との合だから、人生そのもの、そして金星=恋愛問題で深い心の傷を負って、そこからまた復活したと読めるわね。
■『紙の月』の演技とキロン
数年前の映画だけど「紙の月」って観た?
あれ、地味に真面目に恋愛もせずに生きてきた銀行員の女性(宮沢りえが演じてる主役)が、とあるきっかけで大学生の男の子と体の関係になって、貢いでいくうちに横領しちゃって、って話なんだけどさ。その大学生は彼女を金づるとしか思ってなくて若い彼女がほかにいて。ネタバレは避けるけど、結末は衝撃的でかつ、爽快で。
それを演じる彼女のもう、ゾッとするほどの演技力というか説得力というか。「本当にこうやって道を踏み外していく地味で真面目な女性はいるだろうな」と思えるのよ。ついでに、この役の時の彼女も痩せてるんだけど、それがまたいい塩梅に役柄と合ってるのよ。