フランキンセンスのアロマ効果は?おすすめアロマテラピーを紹介

フランキンセンスのアロマ効果は?おすすめアロマテラピーを紹介

神秘的な香りを放つフランキンセンスは、その歴史も神秘的であり、新約聖書にも登場しています。フランキンセンスの香りを言葉で表現するのはとても難しいのですが、スパイシーな香りと柑橘系の香りが混ざったような香りになっています。フランキンセンスのアロマオイル(精油)は、暑く乾燥した地域に育つ、カンラン科の乳香樹(にゅうこうじゅ)という植物の樹脂から採取されます。樹脂そのものの香りは弱いものの、香として焚くと独特の強い香りを放ちます。フランキンセンスには神秘的なエピソードがあり、古くから幅広く活用されていました。こでは、そんなフランキンセンスの歴史と、アロマテラピー効果についてまとめていきたいと思います。

フランキンセンスの歴史について

フランキンセンスは、古くから宗教儀式に使われてきた神聖な香りです。
フランキンセンスの語源は、中世フランス語の「純粋」と、ラテン語の「燻す」という言葉が合わさったものです。
そんなフランキンセンスは、キリスト生誕のお話に登場します。
新約聖書によると、東方からやって来た三賢者(博士)が誕生したキリストにフランキンセンス・ミルラ・黄金を贈り物として捧げたとあります。
(ミルラとは、没薬樹木(もつやくじゅ)という植物の樹脂から採取されるアロマオイル(精油)を指します。)
この時、キリストはフランキンセンスを選んだといわれています。
フランキンセンスとミルラはその当時、黄金と同じくらい高価で貴重なものだったのです。
ですから、この世に降り立った救世主に捧げるにふさわしいものだったのですね。
中世には疫病予防や消毒として、アーユルヴェーダでは薬として使われてきました。
(アーユルヴェーダとは、インド大陸の伝統医学であり、美と健康の妨げとなるトラブルを内側から改善し、心と体のバランスを整えることです。)
エジプトではミイラの防腐剤として用いられています。
このような歴史を持つフランキンセンスは、現代においても教会でお香として焚かれるなど、様々な場面で広く利用されています。

フランキンセンスのアロマ効果について

フランキンセンスに含まれる主な成分は、パラ-シメン・α-ピネン・ボルネオール・リモネンなどです。
パラ-シメンには抗菌作用が、α-ピネンには森林浴効果・強壮作用・血行促進・抗菌作用・免疫向上作用があります。
そしてボルネオールには、胆のう機能活性作用や弛緩作用があります。
また、リモネンは鎮静作用・リラックス効果・血行促進・抗菌作用・抗ウイルス作用・抗ガン作用・胃腸の蠕動運動促進作用があります。

フランキンセンスはお肌を乾燥から守り、ハリを与え、キメを整えることから古来より「若返りのアロマオイル(精油)」と言われていました。
特に年齢を重ねた肌に効果的とされ、しわ・たるみを改善する「収れん作用」があるといわれています。
アロマオイル(精油)は粒子が細かく皮脂になじみやすいため、肌の真皮層にまで有効成分が届くようです。
古代エジプトの時代からフランキンセンスは女性の肌ケアとして使われていたのです。
近年においては、抗老化・抗酸化作用があるとしてアンチエイジングの化粧品原料として使われています。

フランキンセンスアロマオイル(精油)を使ったおすすめアロマテラピー

フランキンセンスは瞑想・ヨガにおすすめ

フランキンセンスの香りは、心を安らかに鎮める効果があるため、瞑想やヨガにおすすめです。
集中力を高める効果も期待できます。
フランキンセンスアロマオイル(精油)は温度を加えることで、より香りが際立つため、アロマランプやキャンドル芳香浴などでの使用が良いですね。
お部屋にフランキンセンスの香りを漂わせ、瞑想やヨガの効果が高めましょう。
ディフューザーでアロマオイル(精油)をブレンドして使いたいときは、オレンジやベルガモットなど柑橘系とブレンドすると甘みのある香りになり、ラベンダーとブレンドすると優しげな香りに、そしてユーカリとブレンドすると空間の浄化効果が高まります。
また、ミルラとブレンドすると儀式にふさわしい、おごそかな香りになります。

フランキンセンスは冷え性対策におすすめ

さらに、フランキンセンスには体を温める作用があるため、冷え性対策としてもオススメです。
湯船に天然塩大さじ1とフランキンセンスアロマオイル(精油)を5滴ほど垂らし、良く混ぜて入浴すると良いでしょう。
気管支系のトラブルにも効果的であるため、咳が出るときは、香りをゆっくりと深呼吸しながら取り入れると良いですね。

最後に

このように、フランキンセンスアロマオイル(精油)は主に心を安らかに鎮めたい時や、美肌効果を求めるときなどにふさわしいものだということがわかります。
また、空間を浄化する香りの効果も期待できるため、嫌なことがあったときや、気分を一新させたいときに用いると、心も空間も清めることができそうです。
古くから儀式に用いられていたといわれるフランキンセンスだからこそ成せる業といえそうですね。
神秘的なその香りが心を解き放つ力になってくれそうです。

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