ブランケット症候群とは?原因や症状、克服方法を紹介

ブランケット症候群とは?原因や症状、克服方法を紹介

幼いころからお気に入りで、ボロボロになっても手放せないタオルやぬいぐるみはありませんか。大人になってもバッグの中に忍ばしたりそれがないと眠れなかったりするという人もいますよね。これをブランケット症候群といいます。
今回はブランケット症候群とは何か、原因や症状、克服方法について解説します。

ブランケット症候群とは

ブランケット症候群とは

ブランケット症候群とは、気に入った毛布・タオル・ぬいぐるみなどを肌身離さず持ち歩く人のことを指します。スヌーピーに登場するライナスや『東京卍リベンジャーズ』のマイキーをはじめ、人気タレントなど有名人にもブランケット症候群はいます。
対象はやわらかいものが多く、ボロボロになったり破れたりしても、そのアイテムにこだわり持ち続ける傾向があります。
ブランケット症候群は一般的に養育者から離れることへの不安で起こるもので、幼少期には多くの子供に現われる症状ですが自然におさまるものといわれています。
ただ、大人にもブランケット症候群はいますし、それが病気というわけではありません。
ブランケット症候群の症状はさまざまで、肌身離さず持っていなくては不安で仕方がない、洗濯するのも嫌という人から、時々バッグから取り出して匂いをかいで安心感を得たり寝るときだけ抱いたりする人もいます。

ブランケット症候群になる原因

ブランケット症候群になる原因

ブランケット症候群になる原因について見ていきましょう。

ストレス

現代人はストレス社会で生活をしています。日々のストレスが原因で不安が積もり、タオルなどが手放せないという人もいるのではないでしょうか。
家族がそばにいれば愚痴を言って解消できます。しかし、別居していたり関わる時間が少なかったりするとストレスを解消できないため、心が疲れてしまいますね。
そんなとき、幼いころから大切にしている毛布やぬいぐるみを抱くと安心することに気づき離せなくなるのです。

親にみたて安心感を得ている

ブランケット症候群は親にみたてて安心感を得るために起きるともいわれています。大人になれば親にギューッと抱きしめてもらったり甘えたりする機会が減りますよね。
柔らかいタオルやぬいぐるみは親のぬくもりや柔らかさ、安心感などを代理で得られる材料になるのです。

愛情不足ではない

幼いころを思い返して、決して寂しい思いをしたわけではないことを知っている人もいるでしょう。
ブランケット症候群の原因は愛情不足ではないと見解する医師は多い傾向です。
幼いころから当たり前のように持っている毛布やぬいぐるみが寝室にあるのは特別なことではありませんし、一緒に就寝するのが習慣になっているだけで、親からの愛情不足が原因でそのアイテムが手放せなかったり眠れなかったりするというわけではありません。

ブランケット症候群になる原因-2

発達障害ではない

ブランケット症候群は発達障害ではありません。愛着の程度は異なりますが、それが安心材料になるのは多くの人が感じることでしょう。
高校生や社会人になっても愛着のあるものを持ち歩くのはおかしいことではありません。このストレス社会において、バッグに忍ばせたり寝るときだけ抱いたりするなど日常生活に支障がない程度のブランケット症候群は私たちが思っているよりも多くいるのではないでしょうか。

ブランケット症候群を克服するには?

ブランケット症候群を克服するには?

ブランケット症候群が病気ではないとわかっても、その症状を不安に思う人は少なくありません。ここでブランケット症候群を克服する方法について提案します。

アイテムを小さくする

いつも持ち歩いたり一緒に寝たりするものに対して「今から触りません」というのは逆にストレスになるので、そのアイテムを小さくして持ち歩いてみてはいかがでしょう。
例えばタオルならば少し切り取ってバッグに忍ばせられますね。
ぬいぐるみならば、同じキャラクターのミニチュアサイズを用意してはいかがでしょう。匂いや触り心地は異なりますが、同じキャラクターであることに変わりはないので、少し安心できるでしょう。持っているうちに慣れていきますよ。

ブランケット症候群を克服するには?-2

別のストレス発散法を見つける

愛着ある毛布やぬいぐるみを抱いていると癒やされストレスが発散できますが、別のストレス発散法があれば、ストレスを緩和させるものが増え毛布などだけに執着することがなくなるのではないでしょうか。
例えば、スポーツ観戦したりフェスに参加したり、身近な方法としてはウォーキングや100均アイテムを使ったハンドメイドを始めるのもおすすめです。

無理は禁物!ブランケット症候群は上手に付き合いながら克服しよう

ブランケット症候群は病気ではないので、日常生活に支障がないならば克服する必要はありません。ただ、卒業したいと考えている人は、寝るときだけ触ったり別のストレス発散法を見つけたりして少しずつ距離を置いてみてください。
無理は禁物です。ブランケット症候群は上手に付き合いながら克服することをおすすめします。

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