目次【開く】
大きくて甘いかぼちゃの中には、大きな種が入っていますよね?実は、かぼちゃの種にはさまざまな栄養素や効果効能があったんです。今回は、かぼちゃの種にスポットを当てて、栄養素や効果効能、食べ方などをご紹介します。今まで、捨ててしまっていたかぼちゃの種。かぼちゃの身だけでなく、種の栄養素までしっかり摂る方法をお届けしましょう。
かぼちゃの種は栄養素が豊富!?
かぼちゃの種は、パンプキンシードとも呼ばれており、料理やおやつとして活用されています。そんなかぼちゃの種の中には、さまざまな栄養素がたっぷり詰まっています。まずは、かぼちゃの種に含まれている栄養素からご紹介しましょう。
かぼちゃの種に含まれる栄養素①不飽和脂肪酸
かぼちゃの種には、不飽和脂肪酸が含まれています。不飽和脂肪酸とは、常温では液状で、植物油に多く含まれている栄養素です。オレイン酸やリノール酸などがあり、健康や美容に効果を表してくれます。その中で、かぼちゃの種に含まれているのは、リノール酸、オレイン酸、パルミチン酸、ステアリン酸などです。
かぼちゃの種に含まれる栄養素②ビタミン類
かぼちゃの種に含まれている栄養素には、ビタミン類があります。ナッツ類に含まれていることで知られているビタミンE、水溶性の皮膚の粘膜の健康維持を助けてくれるビタミンB2など。その他に、抗酸化作用があって体内に入るとビタミンAとして作用するβカロテンも含まれています。
かぼちゃの種に含まれる栄養素③ミネラル類
かぼちゃの種には、さまざまなミネラル類が含まれていますよ。ミネラル類は、五大栄養素の1つであり、カルシウム、リン、カリウム、鉄分などがあげられます。この栄養素は、健康だけでなく、美容にも効果のある栄養成分です。
かぼちゃの種の栄養の効果効能とは?
次は、かぼちゃの種に含まれている栄養素から得られる効果効能をご紹介しましょう。かぼちゃの種には、たくさんの栄養素が含まれていることからもわかるように、いろいろな効果効能が潜んでいます。早速、チェックしていきましょう。
かぼちゃの種の効能①新陳代謝をあげる
かぼちゃの種には、新陳代謝をあげてくれる効果があります。その鍵を握っているのは、かぼちゃの種にたっぷり含まれているたんぱく質。たんぱく質は、滑らかで弾力のある血管を作る効果があり、全身の細胞に酸素や栄養素を運んでくれます。そのため細胞が活発に働いて、血行促進に繋がるのです。
かぼちゃの種の効能②アンチエイジング効果
かぼちゃの種は、アンチエイジング効果があります。かぼちゃの種に含まれているβカロテンやセレンが活性酸素を除去してくれるのです。活性酸素が増えると細胞が傷つき、シミやしわの原因へと繋がります。しかし、かぼちゃの種を摂れば、栄養成分の効能で老化防止の効果を発揮してくれるのです。
かぼちゃの種の効能③排尿障害の軽減効果
かぼちゃの種に含まれている栄養素には、排尿障害を軽減してくれる効果があります。女性に悩みの中には、急に尿意を感じたり、尿が漏れてしまう症状に悩んでいる女性も少なくありません。ポリフェノールの1種であるリグナン類が含まれてるかぼちゃの種の栄養素の効果で、女性ホルモンのバランスを整えてくれる作用をもっているのです。そのため排尿ヘの悩みを解消してくれることにも繋がります。
かぼちゃの種の効能④コレステロールを下げてくれる
かぼちゃの種は、血中のコレステロールをコントロールしてくれる効果があります。かぼちゃの種に含まれているリノール酸には、コレステロールを低下をサポートしてくれる効果があるのです。しかしリノール酸の摂り過ぎは、逆にコレステロールを上げる原因にもなるので注意が必要ですよ。
かぼちゃの種の栄養素を活かす取り方と食べ方
栄養素をたっぷり含んでいるかぼちゃの種の取り方はとても簡単です。そんなかぼちゃの種の取り方と美味しい食べ方をご紹介します。
かぼちゃの種の取り方
かぼちゃの種は、とても固い殻で覆われています。まずその殻を取り除き、中にある種だけを取り出すのです。かぼちゃを切る時に、中からかぼちゃの種を取り出してから種とワタだけに分けて、種のみを一度洗います。トレイの上に敷いたキッチンペーパーの上にかぼちゃの種を並べ、三日間の天日干しをしましょう。
表面に透明な膜のようなものが浮き上がるまで干したら、周りにある枠のような部分をハサミで切ります。切った部分を爪などで剥がし、中の部分を取り出しましょう。透明な膜は、ハサミで切る前に剥がしておくことをおすすめします。
全ての殻が取れたら、180℃のオーブンで2〜3分ほど加熱し、ローストしたら完成です。
おすすめレシピ「かぼちゃの種のキャラメルがけ」
材料
かぼちゃの種1個分、オリーブオイル大さじ1/2、きび砂糖50g、水大さじ1、塩適量
作り方
①オーブンを140℃に温めて予熱しておきます。取り出したかぼちゃ種をビニールに入れてオリーブオイルをまぶしましょう。
②天板にオリーブオイルをまぶしたかぼちゃの種をワタごと並べ、140℃で40分、180℃の場合は、20分焼きます。
③フライパンにきび砂糖と水を入れ、火にかけ、カラメル色になるまで火にかけましょう。
④カラメル色になってから煙が出るくらいまで加熱したら火からはずし、先ほどの種を入れてヘラで素早く絡めます。クッキングシートに広げてから塩を振って冷ましましょう。
おすすめレシピ「かぼちゃの種のはちみつロースト」
材料
かぼちゃの種2カップ、オリーブオイル大さじ2、ゆるめのはちみつ大さじ2、塩少々
作り方
①オーブンは160℃に予熱し、かぼちゃの繊維部分を取り除き、キッチンタオルで叩いて水分を取ります。
②大きめのフライパンに油をしいて黄金色になるまでソテーします。
③はちみつを加えて、ゴムベラでかき混ぜましょう。
④3分ほど炒り終わったらフライパンごとオーブンに入れて、かき混ぜながら20〜30分ほどローストしたら味見をしてカリッとしていれば焼き上がりです。
⑤焼き上がったらシートの上に種を並べて広げながら冷ませば完成。
最後に
かぼちゃの種には、女性に嬉しい効果がいろいろ詰まっていることがわかりました。料理にも使えますし、おやつにもおすすめな便利商品です。あまり親しみがない食べ物ではありますが、気軽に食べれるので毎日の生活に加えてみるのもおすすめ。ぜひ、かぼちゃの種の栄養素を活かして健康に美しくなりましょう。