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チャクラのバランスを整える方法として、エッセンシャルオイル(天然の植物から抽出された精油)を用いる方法もあります。自然にはチャクラを整える効果を持つ植物が数多くあるのです。そして、第1チャクラから第7チャクラまで、それぞれに共鳴するエッセンシャルオイルがあるため、これを用いて心と体のバランスを整えていくことができます。ここでは、7つのチャクラを開く香りについてまとめていきたいと思います。
第1チャクラを開く香り・エッセンシャルオイル
「基盤」を象徴する第1チャクラに共鳴するエッセンシャルオイルは「ベースノート」に分類されるものが多くなっています。
ノートとはエッセンシャルオイルの揮発する速度の分類ですが、ベースノートに分類されるエッセンシャルオイルはゆっくりと揮発し数時間以上香りが持続するものになっています。
例えば、サンダルウッド(白檀)・パチュリ・ベチバー・ベンゾイン(安息香)・ミルラ(マー/没薬)などがあり、大地に根ざす「根」から抽出されるものが多くなっています。
中でも、パチュリやベチバーの香りは、グラウンディング(地に足をつけてしっかりと現実を生きること)を助けます。
そして、ミルラは第1チャクラのエネルギーを強化するのに有用です。
第2チャクラを開く香り・エッセンシャルオイル
「生命力」を象徴する第2チャクラに共鳴するエッセンシャルオイルは、催淫作用(性欲を高める作用)のあるものが多くなっています。
例えば、ジャスミン・ローズ・サンダルウッド・イランイラン・ナツメグ・バニラ・ベルガモットなどがあります。
ローズ・イランイランとジャスミンはともにフローラルな強い香気を持ちます。
第3チャクラを開く香り・エッセンシャルオイル
「自己」を象徴する第3チャクラに共鳴するエッセンシャルオイルは、第3チャクラを活性化させる「黄色」をイメージする精油が多くなっています。
例えば、ジュニパー・グレープフルーツ・レモン・バジル・ジンジャー・レモングラスなどがあります。
ジュニパーはエッセンシャルオイルの中でも「浄化力」の高いものであるため、他人のエネルギーが入り込み過ぎることを防ぎ「自己」を守ってくれるでしょう。
第4チャクラを開く香り・エッセンシャルオイル
「愛情」を象徴する第4チャクラに共鳴するエッセンシャルオイルは、ベルガモット・サンダルウッド・シダーウッド・ローズ・パイン・メリッサ・イニュラ・バルマローザなどです。
第4チャクラを活性化する「グリーン」と「ピンク」に共鳴したものが多く、ローズはピンクに代表されるエッセンシャルオイルであり、ベルガモットやパインはグリーンの代表となっています。
また、バルマローザはピンクとグリーンの質を持ちます。
第5チャクラを開く香り・エッセンシャルオイル
「自己表現」を象徴する第5チャクラに共鳴するエッセンシャルオイルは、カモミール・レモン・ラベンダー・乳香・ユーカリ・ペパーミントなどです。
第5チャクラを活性化させる「青系」のエッセンシャルオイルが多くなっています。
これらのエッセンシャルオイルは、真実を語る手助けとなるでしょう。
また、ユーカリやペパーミントなど、鼻や喉をすっきりさせるような香りも第5チャクラを開きます。
第6チャクラを開く香り・エッセンシャルオイル
「ビジョン」を象徴する第6チャクラに共鳴するエッセンシャルオイルは、ローズマリー・ジュニパー・タイム・イモーテル・サイプレス・シダーウッド・クラリセージ・サンダルウッドなどです。
中でもローズマリーは頭をクリアにして、ビジョンを明確なものにする手助けをしてくれるでしょう。
ジュニパーは実がダークブルーであり、第6チャクラを活性化してくれる色です。
また、イモーテルは右脳を活性化させ、タイムは左脳を刺激するといわれています。
第7チャクラを開く香り・エッセンシャルオイル
「霊性」を象徴する第7チャクラに共鳴するエッセンシャルオイルは、ラベンダー・サンダルウッド・ローズウッド・ジャスミン・ローズ・フランキンセンス・ミルラなどがあります。
第7チャクラは全てのチャクラのエネルギーが融合されたような性質を持つため、多くのエッセンシャルオイルが対応しています。
中でもフランキンセンスは一番下の第1チャクラと一番上の第7チャクラをつなげる力を持つ、重要なエッセンシャルオイルです。
「新約聖書」のイエス・キリスト誕生物語の中では、黄金・ミルラ・フランキセンスを捧げたことが知られています。
当時は金と同じくらい高価で貴重なものだったようです。
最後に
植物の香りは、私たちの心や体に働きかけるさまざまな力を持っています。
その力を取り入れたものが「アロマテラピー」ですね。
そしてエッセンシャルオイルの香りは私たちを楽しませてくれるだけでなく、チャクラにも影響を与え心と体のバランスを整えてくれるものなのです。
エッセンシャルオイルは原料植物の状態や、採油時期によって色が異なりますが、その色がチャクラを活性化させる色にほど近いものである場合があるということもわかりました。