3月後半占いの番外編、第2弾は恒星の話。
*こちらは西洋占星術に興味がある方向けの内容となっております。占星術用語も多くは解説なしでそのまま掲載しておりますのでご了承ください。
3月19日は、魚座太陽キロン合に恒星スキート(シェアト)が合(パラン)
(1)で3月17日の新月頃は精神的なグレートリセットのタイミングと話したけど、もう一つこの時期の気になる天体配置に、19日の魚座29度の恒星スキート(シェアト)と魚座太陽の合*があるのよね。
*天体や感受点同士の場合は「合」と呼ぶ、同一星座の同一度数または誤差少しで重なるアスペクトを通常は「合」と表現します。しかし、恒星の場合は「共にある」という意味合いの「パラン」を本来は使います。
(例:太陽と恒星スキートが両方とも魚座29度→「太陽と恒星スキートがパラン」)ですが、現状の解釈では合もパランも同様の解釈をするので、ここでは便宜上、恒星のパランも「合」と表現しております。
■スキート(シェアト)の不穏な象意
恒星にはほかの天体や小惑星と同様にそれぞれに割り当てられた象意があるんだけど、このスキートは有名な恒星の中でもかなり上位の、、、不穏な象意を持ってるのよね。
★スキートの象意
・不幸・殺人・自殺など
★恒星の影響は単体では発動しないこともある
くれぐれも、象意とまったく同じ現象が起きるとか出生の重要な天体や感受点とこれが重なってるから不幸な人生とか犯罪者になるとかは、絶対思わないでね。
たとえば、恒星は約72年に1度しか動かないんで、かれこれ70年くらいの間の3/19前後生まれの人はみんなこのスキートが太陽と合。でも、中には超イケメンでエリートで幸せな家庭築いて孫に囲まれて死んだ人もいるだろうし、今現在、優雅な専業主婦生活してたりバリキャリで輝いてたりする人もいくらでもいるから大丈夫。
恒星にせよほかの天体や感受点にせよ、その元々の意味が出てくるのは、ホロスコープの他の配置も全部観て、そのうちのいくつかが重ねてある一つの方向性を示してるときがほとんど。
で、毎年の3/19前後にはスキートが!とか言わないけど、今回あえて取り上げたのは直前に魚座の新月があって、なおかつ今回はキロンも合だから。
ちょっとセンシティブな話題だけど過去のこのスキートの影響あったかも、な事件といえば1995年3月20日の地下鉄サリン事件。このときは小惑星ベスタが太陽スキートとスクエアだったわ。ま、あのときは天王星山羊座29度とか冥王星射手座0度とか、大天体の星座移動期で、ほかにも世間を震撼させる事件が起きる下地はあったけど。
で、この2018年の3月になって、いよいよオウム事件の死刑囚が移送されてるとかで、もしかして17日の新月キロン合から19日の太陽キロンスキート合までのグレートリセット、「過去のトラウマの昇華」のタイミングはオウム事件の被害者の方々・遺族の方々にとっては一つの精神的な区切りになるかもしれない。
と、同時にやっぱり巻き込まれた人たちもそうでなかった人たちも改めてあの無差別テロを思い返さざるおえない時期にもなる。
今回、キロンが合でスキートの本来持つ負の象意がどんな形で現実世界に描き出されるかは前例のないアスペクトなんでなんとも言えないけど、世の中で何が起きたとしても、あるいは起きなかったとしてもね。
恒星については、今スタッフが懸命に洋書を訳してくれてたり、アタシも過去のデータと出来事をガシガシこじつけて傾向探したりしてるから、またしばらくしたらいろいろ話せると思うわ。