ずいぶん前に、ツインソウルはこの世にたった一人どころか結構たくさんいるし、必ず誰かしらとは出逢うって話したわよね。
運命の人は何人もいる(1)【ツインソウル・前世・それ以外】
■最高に愛し愛される経験をしたいからツインソウルと結ばれたい?
で、結婚を二人の関係のゴールと考えているとしても、「ツインはたくさんいるけど、その中のこの時期に出逢うこの人としか結婚できない」ってことは絶対ないってのも確か話したと思うけど。たくさんいる中で、タイミングが合った相手と付き合ったり結婚したりするもんなのよね。
結果論として「この人と出逢って、添い遂げることに最初から決まってた」と思うことはできるし、そうすることでそれまでの実らなかった恋の辛さが全部肯定できるし、もちろんいいことなんだけど。
でも、「ツインじゃなくて単なるソウルメイトと結婚して添い遂げるんじゃ、ツインと結婚してる人に比べて愛し愛され度合いが低くてつまらない。ツインと出逢って身も心も溶け合う体験がしたい!」
って考える人もいるのよね。まあ、気持ちは分かるのよ。例えるならアレでしょ。
最後の晩餐に、かたや超高級フレンチフルコースに舌鼓打って大満足してる人がいるのに、自分はうっかりその高級フレンチの店を見逃したか、たどり着く前に妥協したかでカジュアルイタリアンで「そこそこ美味しい」で済ませちゃうのは納得いかない!みたいな話よね。(なんか、スピリチュアル要素ゼロのたとえでゴメン)
でも、最後の晩餐のレストラン選びなら「厳選して、最高を選んだら最高の経験ができた」「妥協して、目の前にある店にしたらそれなりだった」ってなるけど、人生の伴侶選びはまた違うのよ。当たり前だけど。
■ツインソウルじゃなくても「最高の相手」って?
なんだかんだで今ここにいる「私」の人生は一度きりなんだから、前世が来世がどうなんて言ってる場合じゃなくて、タイミングがあって結ばれた人こそ運命の人、最高の伴侶に「なり得る魂の持ち主」なのよ。
実を言うと、ツインとソウルメイトの違いを話すのも、この時代に生まれてきてる人ってもう相当な回数転生してる人ばかりだから、どっちがどっちとかもあんまり区別がないのよね。最近、いろいろあってますますその確信深めてて。
アタシも10万とアラサー歳くらいまでは、「最も縁の深いツインが果たして今世に生まれてきてるのか!?」なんてことを懸命に解きあかそうとしてたり、まぁ若かったわ(恥)
★ツインだからこそ「ときめかない」ことも
ぶっちゃけ、10回の転生で(回数がはっきり分かることはないんだけど、ここでは話として分かりやすいように回数で)毎回、親子・夫婦・兄弟姉妹・恋人をやってきた魂がいたら、それはツインソウルと呼んでいいと思うのね。何度もすごく近い距離で仲良くやってこれたなら、今世も最初から懐かしさや親しみを感じて、うまくいく可能性は高い。
でも、そのせいで出逢って早い段階でそれこそ家族的な気の使わなさになって長い春で終わるとか、結婚してもSEXレスになるとかも、実は起きやすいのよ。
★ツインだけど「付き合ったらダメでした」
ほかに、2回の転生でどっちでも情熱的に愛し合ったけど結ばれなかった魂がいたら、これもまたツインソウルだと思うのね。ただ、これは前世うんぬんだけじゃなくて普通の話だけど「大恋愛の末に結婚したら、夫婦としてはすぐに飽きてさっさと離婚」とかもあるじゃない?だから、ツインソウルと結ばれたけど別れた、離婚した、とかもザラにあるのよね。
★ツインじゃなくても「今世でこそ、うまくいく」縁も
さらに、15回の転生でいつもお互いのどっちかが片想いしてたけど、毎回いろんな事情で結ばれなかったけど、困ったときは相談に乗り合ってお互い感謝してて。
あるときはおばあちゃんと孫で、一緒にいられたのは7歳まででしかもお正月と敬老の日とお互いの誕生日しか会えなかったけど、無条件の優しさをくれた、もらったし大好きだった……。
みたいな魂がいたら、それは恋人や夫婦になったことがないから「ソウルメイト」とみなすんだけど、縁の深さと将来性からいえば、実はこの縁の薄そうな魂の転生してきた誰かさんと、その【記憶の持ち主】が今世での最高の伴侶としてはかなり有望なのね。
これは、男の人だとすぐ納得してくれるんだけど、身もふたもないこといえば「まだやってない」からこそ、強く惹かれるわけよ。お互いをよく知らないからこそ、今世でたくさん知り合いたいと思う余地があるわけね。
そして、これまではツインソウルと共に転生しても転生しても一緒にやることがあったけど、もう完了してたら「今世からはチーム解散!お互い、新鮮な人生送りましょう!」ってなるわけよ。
続く。
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