【辛口オネエ】前世自己診断（2）今世の出生環境と前世で徳を積んだかどうかの関連はある？

「あなたはこれまでの前世では毎回、暴力的な男でたくさん喧嘩をし、殺傷事件も起こし、女性を何人も妊娠させてポイ捨てしました。よって、今世に持ち越した徳は0どころか『業（ごう）』ポイントが53万あるので、当時あなたが刺し殺した男性とポイ捨てした女性があなたの両親になり虐待を受け、おまけにドブスで生まれます」

なんてことも、実はないのね。

自己責任論の究極たるところ、スピリチュアルな世界にまで進出してきて「家庭環境が悪いのも、実は自己責任。前世の行いが」なんて説いてるキラキラスピリチュアルカウンセラーがいたら「ヒャッハー！アンタの前世もロクなもんじゃないわよぉー！だから今世でこんな怪しい仕事してるのねぇ。地獄の二丁目出身のアタシとマブダチだわねぇ！」って煽りまくりたくなっちゃうわ〜ムフフ。

この世を去るとき、豪邸も高級車も株もお金もあの世には持っていけないけど、記憶は持っていける。ただ、記憶は持っていけるけど、その記憶というか「人生でやったこと、やれなかったこと」の良し悪しは閻魔大王やエジプトの死の神が裁くこともないわ。（そういう神様的なものを信仰してて、死後にそういう経験を望んでればそういう「裁き」を自ら作りだすことはあるけど）

だから、

今世の家庭環境、境遇は前世のご褒美でも罰でもない

それよりも、どんな境遇であれ自分が今世で

喜びと共に「やりたい」と思えること
好きだし自然に「できる」こと
たいして好きじゃないけど「なぜかできる」こと
すごく好きで努力しても「なぜかできない」こと

は、誰にでもあって、そこに魂のこれまでの経験のヒント、今世でどんな風にそれを活かしていけるのかのヒントがあるわ。