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ホットでもアイスでも美味しく、ついつい飲み過ぎてしまうことも多いココアですが、カフェインの量が気になりませんか?寝る前にココアを飲んでもいいのか?授乳中にココアを飲むとどんな影響があるのか?そこで今回は、ココアのカフェイン量について調べてみました!コーヒーなどカフェインを含む他の飲み物との比較や、適正な量ならむしろメリットになるカフェインの効果、ココアの効果についてご紹介します!
ココアのカフェインってどれくらい?
甘くて美味しいココア。疲れた時や眠れない日、寒い日に体も心も温まることから子供から大人まで愛されるココアですが、カフェインの含有量はどれくらいなのでしょうか?
ココアは原料であるカカオマスから脂肪分を搾取した後に粉末状にしただけの「ピュアココア」とそのピュアココアに砂糖や乳成分を足して飲みやすくした「ミルクココア」があり、含まれているカフェインの量にも違いがあります。
純粋なピュアココアの場合、粉末100gあたりで約200mgのカフェイン、ミルクココアの場合はごく僅かのカフェインが含まれていると言われています。わかりやすくコップ1杯あたりのカフェイン量で換算してみると、ピュアココアだと約10mg、ミルクココアだと微量になります。市販でよく売られている「森永 ミルクココア」はミルクココアなのでカフェイン量も少なめのごく僅か、本格的な味が楽しめる「バンホーテン ピュアココア」は名前の通りピュアココアなのでカフェイン量は相応に含まれているということになります。
では、他の飲み物と、カフェイン含有量を比較してみましょう。
カフェイン含有量の比較(コップ1杯あたり)
・ココア:10mg
・コーヒー:60mg
・インスタントコーヒー:57mg
・玉露:160mg
・ほうじ茶:20mg
・紅茶:30mg
・ウーロン茶:20mg
こう見るとやはりお茶に含まれているカフェイン量は多いですね。次いでコーヒーがカフェイン量が多く、ココアはカフェインを含む飲み物の中でも少なめであることがわかります。ということはミルクココアはカフェインを気にする子供さんや授乳中でも安心して飲むことができそうですね。
チョコレートのカフェインは?
余談ですが、ココアやコーヒーなどの飲み物以外でカフェインを含む食べ物と言えばチョコレートがありますが、チョコレートのカフェイン量はというと、ミルクチョコレート1枚あたりで15mg、ダークチョコレートだとミルクチョコレートの約2倍のカフェイン量なので1枚あたり30mg程度が含まれていることになります。
また、ココアにしてもチョコレートにしても種類によってカフェインの量にバラつきがあるのは、使われているカカオの量が多いか少ないかによるものです。
ココアは寝る前や授乳中に飲んでいい?
寝る前や授乳中に、ココアは飲んでも問題ないのでしょうか?
カフェイン量が少ないココアですが、全く含まれていないというわけではありません。寝る前や授乳中に飲むときはコップ1杯にとどめ、飲み過ぎないようにしましょう。
寝る前や授乳中にコーヒーを飲むよりは、ココアを飲む方がおすすめです。
カフェインレスのココアってあるの?
調べてみた結果、カフェインレスのココアはありませんでした。ちなみに、カフェインレスはカフェインがほとんど入っていない…ということを言い、厳密にはごく僅かのカフェインが含まれています。
普通にミルクココアを飲んだとしても、コーヒーと比較するとカフェイン量は10分の1ほどです。そういう意味ではココアはカフェインの少ない飲み物、1日に何杯も飲まなければ、寝る前や授乳中でも安心して飲める飲み物と言ってよさそうです。
カフェインの効果とは?適量ならむしろ飲むべき?
これまでココアやコーヒーなどのカフェイン量や授乳中や寝る前に飲んでもいいココアについてご紹介しましたが、カフェインはカフェインでメリットもきちんとあるのでご紹介しておきます。適量であればカフェインはむしろ体や脳にとっても良い影響があるんです。
カフェインの効果①ダイエット
カフェインがダイエットに効果的なんて意外な感じもしますが、カフェインは覚醒・興奮作用をもたらします。その作用は自律神経の働きを高めたり、集中力を高めたり、また体内に溜まった老廃物を排出してくれるなどの効果に言い換えることができるのです。要は、カフェインを摂ることで血流が促進されダイエットの弊害でもある浮腫みを除去してくれる効果がありダイエットに効果的なのです。
カフェインの効果②鎮痛作用
カフェインは血管を収縮させる働きがあるので、血管の拡張によって起こる頭痛を緩和させる効果があります。実は市販の頭痛薬や鎮痛薬にもカフェインって含まれているほど。頭痛があるときはコーヒーやココアを飲むだけで効果を発揮してくれるかもですね。
ココアは体に良い飲み物?ココアの効果とは
カフェインは少量であればむしろ体にとってもメリットがあるので、あまり神経質にならずに適度であれば良しとしましょう。ちなみに、そんな適度なカフェインが含まれているココアには先ほど挙げたカフェインの効果に相乗した効果が見込めるのでご紹介しておきますね。
ココアの効果①冷え性改善
ココアは寒い時期に特に飲みたくなる飲み物。ココアに含まれるテオブロミンやカカオポリフェノールなどは末端神経を拡張し手足の血行を良くする働きがあるのでココアを飲むことで体が温まり冷え性の改善に役立ってくれます。
ココアの効果②生活習慣病の予防
ココアを飲むことで生活習慣病の一つである動脈硬化を予防する効果にも期待できます。ココアに含まれているココアポリフェノールがストレスなどで発生する活性酸素を抑制する働きがあるので体を酸化から守ってくれるのです。
ココアの効果③集中力&記憶力アップ
ココアは脳にも良い影響を与えます。カフェイン同様、ココアに含まれているココアポリフェノールの働きによって大脳皮質が刺激され、記憶力や集中力を高める効果があります。仕事時や勉強時に適度なココアは作業効率を高めてくれることでしょう。
ココアの効果④便秘改善
ココアには食物繊維の一つであるカカオ由来のリグニンと呼ばれる成分が豊富に含まれています。そんなココアに含まれる食物繊維の量はゴボウよりも多く含まれているほどで、不溶性であるリグニンは水分に溶けずに腸まで届き、便秘に悩む人を助けてくれることでしょう。
ココアの効果⑤治癒力アップ
他にもココアを飲むことでケガの治りが早いとも言われています。ココアに含まれるカカオには皮膚の再生に必要な亜鉛が多く含まれており、また、カカオポリフェノールは過剰な炎症を抑制する働きがあることから皮膚の再生&炎症抑制という二つの効果が期待でき、傷の治りを早めてくれるという効果があります。
最後に
いかがでしたか?今回はココアのカフェイン量やコーヒーなどのカフェインを含む他の飲み物との比較、寝る前や授乳中にココアは飲んでいいのか?などの疑問について調べてきました。適正な量ならむしろメリットになるカフェインの効果、ココアの効果についても分かりましたね。これからの季節に特に飲みたくなるココアですが、カフェインの量はコーヒーなどに比べても少ないので、がぶ飲みしなければ授乳中でも夜寝る前でもあまり心配しなくて良いようです。また、ミルクココアやピュアココアによってもカフェインの量に違いがあったなんて知らなかったですよね!ミルクココアならカフェイン量はもともと少ないので、カフェインレスのココアがないというのも納得です!参考になれば幸いです。