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昨年あった幼稚園の面接も無事に受かり、今年の春から息子が幼稚園に入園することになりました♪息子の幼稚園は指定のランドセルやシューズケースがあるのですが、通園バッグや体操袋、お弁当袋、コップ入れだけはそれぞれの家庭で用意しなければなりません。仕事に加え、様々な事情で年明けから忙しい私はこれらをネットで購入することだけを考えていたのですが、入園説明書をよくよく読んでみると、どの通園グッズにもサイズ指定があるとのこと……。2月・3月はまるで時間がないので、作れる物だけでも作ってしまおうと1番時間の掛かりそうな通園バッグを製作することに。今回は通園バッグの作り方をまとめてみました。どこにでもある通園バッグではありますが、ループをつけたりと少し工夫してみたので、興味のある方はぜひ参考にしてみてください♪
通園バッグのサイズ・注意事項
息子が通う予定の幼稚園の通園バッグのサイズは規定があり、縦30cm・横40cmのマチなしタイプを作らなくてはなりません。
今回は縫い代が一定ではなく、1cm〜2.5cmとややこしいので注意しましょう。また、完成サイズが小さくなってしまうことを防ぐ為に、気持ち1mm程度外側を縫うようにすると良いかと思います♪
通園バッグの作り方①生地をカットする
まずは、通園バッグに使う生地をカットしていきます。
<表地用>
・帆布の無地(黒)24cm×42cm…2枚
・キルトの無地(黒)23cm×42cm…1枚
(※)持ち手側の縫い代は2.5cm、帆布とキルトを縫い合わせる縫い代は1.5cmです。底地用にキルトを入れましたが、1枚の布で作る場合は65cm×42cmでカットして大丈夫です。また、柄のある布で表地を作る際は、柄の向きに注意してカットしましょう。
<裏地用>
・電車柄 34cm×42cm…2枚
(※)持ち手側の縫い代は2.5cm、縫い合わせる縫い代は1.5cmです。今回は柄の向きを考えて2枚に分けてカットしましたが、柄の向きが関係ない場合は65cm×42cmでカットして大丈夫です。
<持ち手>
・2.5cm幅カバンテープ(茶)40cm…2本
・ループ用帆布(黒)8cm×21cm…2枚
(※)カバンテープは肩から下げられる長さに、帆布は手で持つ長さを目安にカットします。持ち手の端の縫い代はどちらも2.5cm、ループ用帆布は折りたたんで2cm幅にする為、8cm幅でカットしました。
<その他>
・ワッペン
(※)バッグのワンポイントにワッペンを縫いつけます。フェルトでワッペンを自作したい場合は、バッグやポーチのワンポイントに☆フェルトワッペンの作り方という記事を参考にしてみてくださいね。
通園バッグの作り方②ワッペンを縫い付ける
表地にワッペンを縫い付けましょう。ワッペンを縫い付けない方はこの工程を飛ばしてください。アイロンで接着するタイプのワッペンを、表地の上側に接着します。
剥がれてしまう可能性を考えて、ワッペンの周りと同じ色の糸でワッペンの周囲を縫っておきます。
通園バッグの作り方③表地を作る
表地を作りましょう。まずはカットした3枚の生地を、写真のような並びで縫い合わせていきます。縫い代は1.5cmです。
縫い合わせたら、2枚一緒に端処理をしておきましょう。普通の家庭用ミシンなので、ジグザグ縫いで端処理をしました。
3枚の生地全てを縫い合わせて端処理もしたら、写真のように中心に向けて縫い合わせた生地を折りたたみ、アイロンで落ち着かせます。
1度表に返し、折り曲げてアイロンで落ち着かせた箇所を縫い代5mm程度で縫い進め、完全に落ち着かせます。
3枚の布を組み合わせて1枚布になったら、布の周囲をジグザグ縫いして端処理しておきましょう。これで通園バッグ用表地の布が完成です。
通園バッグの作り方④裏地を作る
裏地を作ります。今回、裏地は柄のある生地を使ったので、柄の向きに注意しながら中表にし、通園バッグの底側を縫い代1.5cmで縫い合わせます。写真だと持ち手側が上部なので、点線のある下部を縫い合わせます。
縫い合わせたらアイロンで開いて落ち着かせます。ほつれが気になったので、ジグザグ縫いで端処理をしておきました。縫い合わせる前に行った方がやりやすいかもしれません。
さらに、縫い合わせた布を広げて写真のように周囲をジグザグ縫いし、端処理をしておきましょう。これで裏地が完成しました。
通園バッグの作り方⑤持ち手を作る
持ち手を作ります。まずは手で持つループ用の帆布を最終的に2cm幅になるように折りたたみ、アイロンをかけて落ち着かせます。
折りたたんだ帆布のサイドを写真のように1〜2mmで縫い合わせて落ち着かせます。反対側も同様に縫い合わせます。
ループの両先端がほつれないよう、ジグザグ縫いをしておきましょう。カバンテープも同様に両先端を端処理しておきます。
持ち手の取り付け位置はこんな感じです。茶色いカバンテープは端から12cmの位置に縫いつけます。さらに、茶色いカバンテープから2.5cmの位置にループ用の帆布を縫いつけました。
縫いつけ位置は、縫い代7mm〜1cmあたりと2.4cmあたりの2箇所です。
通園バッグの作り方⑥表地と裏地を縫い合わせる
表地と裏地を縫い合わせましょう。それぞれを中表にしたら、写真上部と下部の2箇所を縫い代2.5cmで縫い合わせます。縫い合わせたら一度表に返し、持ち手を縫い付けた時の縫い糸がはみ出ていないかを確認しておくと良いですよ。
通園バッグの入れ口が中心に来るようにずらし、先ほど縫い合わせた箇所を写真のようにアイロンで割っておきます。
その状態で両サイドを縫い合わせていきましょう。この時、写真赤線のように返し口を作ることを忘れずに。10cm程縫い合わせずに間を開けておきましょう。また、入れ口がずれないようマチ針等で留めてから縫い合わせると安心です。
返し口を利用して表に返した所です。表に返したらもう一度返し口に手を入れて、表地の角を爪楊枝や目打ち等で綺麗に出しましょう。
裏地を表地の中に入れて形を整えたら通園バッグの入れ口にアイロンをかけて、縫い代5mm程度で入れ口の周囲を縫い合わせて落ち着かせます。これで通園バッグの完成です!
通園バッグの完成!
30cm×40cmの規定サイズ通りに作ることができました〜!制服やランドセルにも合いそうな色合いです♪
肩掛け用の持ち手を中にしまうとこんな感じです。実際に持ってもらいましたが、ちょうど良いサイズ感でした。
通園バッグの中はこんな感じです。電車の生地は息子に選んでもらったので、完成した通園バッグを見て大喜び♪
おわりに
素人が作る初めての通園バッグなので参考になるかはわかりませんが、通園バッグの作り方、いかがでしたか?この通園バッグを作りながら、自分が幼稚園の頃に母が作ってくれた通園グッズを思い出しました♪
まだクラス発表前なので製作していないのですが、後から通園バッグに名前を縫いつけなければならず……。100均のアイテムを使って製作する予定でいるので、こちらも作り方を紹介できたらと思います。このほかにも、体操着袋やコップ袋、お弁当袋の作り方もアップしていくので、興味のある方はぜひ参考にしてみてください♪