■時代は『三高』から『三低』へ
僕の世代が「失われた10年」の世代と言われるようになった頃、つまりは第一次の不況世代から早くも10年は経過した頃だろうか。テレビのニュースで、面白いことを言っていた。
「昔は、女性の理想の結婚相手は『三高』でしたが、今は『三低』がブーム」
僕はこれを聞いたときには、
「おお、いまどきの女性は、三高の逆でもいいのか!それなら、低学歴、低収入、低身長でも結婚できるのか。それなら、婚活コンサルでもやって、独身の男友達の幸せを助けてやるのもいいな」なんて思ったものだった。
「あいつは高校中退後フラフラして結局派遣、あいつは顔もいい、ベンチャーのストックオプションで一山当てて金持ちなのに、背が163cmで合コンでは不利だけど」
ところが、現代女性の望む「三低」は、僕が思っていたのとは違った。
★三低(さんてい)は「低姿勢・低依存・低リスク」の略だった
三低の定義は、
低姿勢
女性に対して、また全般に丁寧・威圧的でない等の真摯な態度、女性やほかのひとを尊重する姿勢。低依存
家事や身の回りの諸事をパートナーに頼らない。低リスク
リストラや事故・事件等に巻き込まれることの少ない職種および、手に職(スキル)や資格・免許を持っている。危険に挑戦することを回避し、人生何事も穏やか第一で、良い意味で事なかれ主義を通せる人。(例:教員・公務員・職人)
-wikiより
なるほど、確かに結婚生活を維持するうえで、必要な条件が揃っている。
しかし、残念ながらここに「低身長」は含まれてはいない。となると、2017年も終わりに近づいた今現在でも、背の低い男達はやはり結婚相手に苦労しているのだろうか?