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結婚は人生の大イベントです。安易に決められるものではありません。もちろん好きな人と一緒にいたいから結婚したいと思うのは当然です。果たして「好き」というだけで結婚して大丈夫でしょうか?結婚する前は「彼のことが好きだし気が合うから大丈夫」と思っていても、いざ結婚してみたらうまくいかないというのはよくある話です。結婚と恋愛の違いを考えずに、結婚についてお互いの価値観の相違を認識しないまま結婚してしまうと、結婚してから「こんなはずじゃなかった」ということも…。そうならないためには、結婚する前に彼氏と結婚観の違いについてよく話し合うことが必要です。今回は結婚する前に彼氏に確認しておいたほうが良い結婚観の例をいくつか挙げてみたいと思います。恋は盲目といいます。結婚と恋愛の違いについて、彼氏としっかりと話し合っておきましょう。
結婚観とは
結婚観とはそのまま「結婚に対しての考え方」「結婚についての価値観」です。結婚観に関しては男女の違いがあると良く聞きますよね。また、結婚と恋愛の違いについても、結婚観が影響してくるでしょう。大好きな彼氏と大恋愛の末に結婚しても、「結婚とはこういうものだ」というお互いのイメージが食い違っていたら、結婚生活はうまくいきません。そもそも男女の結婚観には違いがあって当然なのです。結婚後に後悔しないためには、「結婚とはこうあるべき」というお互いの結婚観、結婚に関する価値観や具体的なイメージを合わせておくことをおすすめします。
結婚観における男女の違い①家事・育児の分担について
結婚したら女性が仕事を続けるか、専業主婦になるのか考え方は様々かと思います。これはおそらく結婚前に話していることかと思いますが、問題は共働きとなった場合の家事・育児分担などの比率ですね。最近はイクメンという言葉がはやったように家事・育児の分担は夫婦平等の考えが増えてきていますが、30代・40代の男性の中には「家事は女の仕事」という結婚観を持った男性も多いです。
女性が結婚して専業主婦になる場合や、時短勤務やパート勤務になる場合はそれでもいいのかもしれませんが、お互いフルタイムで働いているとなれば、男女の違いはありません。それでも家事は女性がやるべきという結婚観を持ち、家事育児をほとんどしない、全くしない男性は一定数存在しています。あなたが家事が好きで、家事や育児を全部自分でやるつもりなら構いませんが、そうでないなら、家事分担に関する考え方については結婚前によく話し合っておく必要があります。
結婚観における男女の違い②家計管理や金銭感覚の違い
夫婦共働きが当たり前の時代。専業主婦希望である人や専業主婦希望であっても、それが叶う人は少数ではないでしょうか?仮に専業主婦になった場合でも、家計管理の方法は事前に話し合っておくべき結婚観と言えるでしょう。家計は女性が管理して男性は小遣い制が当たり前という価値観の人と、女性に家計費として決まった額を渡しておけば、あとは男性が自由に使ってよいという価値観の人とでは、結婚観が全く異なります。結婚後にお金の問題で揉める可能性が高いでしょう。夫婦共働きであれば、二人の収入をまとめて、片方が管理するのか、お互いが決まった金額を家計に入れてあとはお互い自由にするなど、現代は夫婦の働き方で家計に関しても様々なバランス形態があると思います。結婚してから決めればいいやと思っていても相手の収入を知らなかったり、結婚した後に労働条件や給料の金額が変わったりする場合もあります。お金の話はしづらい・・なんて彼氏と家計管理の話も出来ないようでは、結婚してからも上手くいくとは思えません。それが結婚と恋愛の違いなのです。結婚前に彼の金銭感覚やお金に対する価値観をよく知っておくべきでしょう。家計管理については、結婚する前に話し合っておくことをおすすめします。
結婚観における男女の違い③義両親との付き合い方
これも結婚するにあたっては避けられない問題、お互いの家族との付き合い方です。嫁姑問題だけでなく、兄弟やそれ以上との親戚の付き合い方など。これまで育ってきた環境が違うのですから、お互いの結婚観が違うのは当然です。結婚を決めたら、お互いの家族とも何度か顔を合わせる機会はあるかと思いますが、ここにも結婚と恋愛の違いがあらわれます。
結婚すれば、義両親との付き合いを全くしないというわけにはいきません。また、男は基本的にマザコンです。嫁が困っていても母親には強く言えないもの。また、最近は少ないのかもしれませんが、親の介護は嫁がやるのが当然という結婚観をもつ男性もいますよ。義両親と同居したいと考えている男性もいるでしょう。同居なのか?別居なのか?将来的な介護についてはどう考えているか?など、義両親との付き合い方については、事前によく話し合っておくことが大事です。
結婚観における男女の違い④理想の結婚を夢見る女性と現実的な男性
一般的に女性は結婚に対して理想を強く持ちやすいもの。結婚したらこうしたいああしたいという理想の結婚を夢見ている女性は多いです。とくに、自分の家庭が円満で、両親の仲良かった人や、父親に強いあこがれをもった女性多い傾向があると思います。しかし父親の年齢と彼氏の年齢は違います。これから結婚する彼氏に、今すぐ父親と同じ姿を求めてしまうと、結婚した後に自分の結婚観が大きく崩れてしまい、結婚を後悔することに…。
ただでさえ男性は結婚に対してプレッシャーを感じるものです。結婚に対して現実的な考えをもつ彼氏を面白くないと思うかもしれませんが、2人の結婚生活について真面目に考える人ほど、どうしても現実的になってしまうもの。それに対して結婚の価値観が合わないと非難するのはお門違いです。結婚生活は2人で作っていくもの。円満な家庭を作るには、結婚後も2人で色々なことを話し合って、お互い協力することで、理想の家庭を築き上げていきましょう。
最後に
いかがでしょうか?結婚する理由は「好きな人と一緒にいたいから」でも実際結婚したら2人の結婚生活が現実として待っています。昨日まで他人だった二人が結婚したからと言って、すぐに上手くいく訳がありません。それでも、結婚前によく話し合い、お互いの結婚観や結婚生活における価値観の違いを確認し、そのうえで納得して結婚するのであれば、結婚生活も長続きするでしょう。今回ご紹介した結婚観の違いは、結婚後に価値観のずれが大きくなると離婚の原因にもつながるものです。簡単に考えずに、お互いの結婚観についてよく話し合い、考えてみてください。