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いい感じの男性に出会ったにもかかわらず、誘い方すら忘れてしまったデート。
それならばまず身近にいる男性を誘ってデートに慣れよう!という荒療治デート支援コラム。
さて、今回登場する身近な男性は・・・?
第8回 ウロつくちょっかい男
小学生の時分にスカートめくりをしていたような男がそのまま大人になるとどうなるか。
大部分の男性は就業を経て社交術を学んだり、幾度かの恋愛経験をもってそれなりのモラルや思いやりを身に着け、大人の男へと進化していくものだ。
しかし中にはなぜかなんの成長段階を踏むこともなくそのままの精神構造で大人になってしまうヤツもいる。
それが「ちょっかい男」である。
ちょっかい男はリアクションの大きい若い女性が好きである。
「キャー!やめてよー!」と言われることがなによりの快感だ。
バッタやコオロギを見つければ捕まえて「ほれほれ」と女の子を追いかけ回し、仕事中でも隙あらば膝カックンをかまし、ファミレスに行けばドリンクバーで謎の混合ドリンクを作成し、飲み会へ行けば無意味に一気飲みを強要する。
「うぇーいwww」「罰ゲーム!」「なんか面白いことやれ」
発言がいちいち大人げない。今時大学生のコンパでもこんなノリではない。
下ネタのレベルが低いことも特徴だ。どんなタイミングでも「うんこ」と口走れば爆笑をかっさらえると勘違いしているし、女性を軽視するためなら「ペチャパイ」、「ボイン」などの死語発言もいとわない。恐ろしきは無意識の童心である。
ウロつくちょっかい男とは、このようにいちいち女性に対する発言と行動が大人げない、さえない成人男性のことを指す。
ちょっかい男は常に女性をチェックしている。イタズラをかますこと、そのチャンスに目を光らせている。
私は基本的にちょっかい男が苦手だ。
しかし、「イタズラっぽく笑う子犬のような彼」は大好物である。何が違うのか?と問われると顔面偏差値としかお答えできかねるのだが、ちょっかい男も捉え方によっては可愛い男に思えるだろう。
ポジティブ思考が大切である。
「ウロつくちょっかい男」とのデートについて想定していこう。
♡お誘いポイント♡
1.同じ土俵で張り合う
2.時には母親であれ
3. サプライズ告白をしてみよう
ちょっかい男と付き合うにあたっての心構えは、タフであることに尽きる。
もう彼の毎日のくだらないイタズラに疲れてしまった、飽き飽きだ・・なんて言おうものなら、あなたは早々に恋心を失ってしまうだろう。
いつでも深い懐で、どんな小さなイタズラも拾い上げ、ツッコみ、ヒステリックに怒り、彼にとって最高の「ターゲット」であり続けるため腹をくくろう。
時には女芸人のようにキーキー怒り、時には母親のようにハイハイと相手をなだめる。
相手を飽きさせないことがあなたの任務である。
ちょっかい男とのデートはたとえばこんな誘い文句で。
「好きな男子に誕生日プレゼント選びたいからついて来てくださいよ。マジで」
ツンツンと気のない誘い方をするのが一番である。
ちょっかい男に真面目に「あなたとデートに行きたい」なんて誘おうものなら「うっせぇよブス」などと断られる可能性があるからだ。
あなたに無理やり付き合わされた、ということならばあとで話題のネタになるので
ついて来てくれることもあるだろう。語尾に「マジで」と付け加えることによって相手に一応の信頼感を見せることもポイントである。
デートスポットは映画館や美術館などを選ばない方がよい。
じっと出来ないちょっかい男がそのポテンシャルを発揮することが出来ないからだ。
ちょっかい男は会話を楽しむこと、コミュニケーションを大切にしている。
居酒屋へ飲みに行ったり、お喋りしながらショッピングを楽しんだり。
賑やかな場所であれこれ雑談しながらデートを楽しむとよい。
ちなみにあまりお酒が進みすぎるとまたド直球のセクハラインタビューが始まったり
するのでそのへんは采配が必要である。
デートの別れ際。
「もうアンタにはうんざり!」などと言いながら、今日彼と一緒に選んだプレゼントを彼に手渡す。
少々のサプライズでやり返しつつ、さり気なく恋心を伝える・・
こんな告白方法はいかがだろうか。ちょっかい男が「俺にかよ!」と言いながらも、少し照れてプレゼントを受け取る姿が目に浮かぶ。
ちょっかい男とのデートはいかに相手の土俵に乗れるかが勝負である。
あなたはツンデレ女子を、彼はイタズラ男子を。全力で漫画のような世界を演じる。
それが出来たあかつきにはあなたは立派に彼と恋愛を楽しめるだろう。
友人同士のようなやりとりから恋愛ムードに移行するには苦労が伴うだろうが、どうか小学生のような彼を大人の男性へと導いてやっていただきたいものである。
干物女たちのご武運を祈る!
〈今回のまとめ〉
♡装備品♡ 彼にイジられやすい髪留めやアクセサリー
♡必要スキル♡ ツンデレ女子っぽい萌える態度