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歯の健康や口元を管理する際には、毎日の歯磨きがとても大切。今回は、歯磨きの効果的なタイミングや方法、テレビでもご紹介された正しい歯磨きの方法など色々な視点からご紹介していきます。人と話している時、自分の口元って意外に気になる部分ですすよね。歯磨きの効果的なタイミングや方法を参考にしながら今日からの歯磨きに役立ててみましょう。
歯磨きをする理由
毎日何気なく行っている歯磨きは、意外に重要なのです。歯ブラシと歯磨き粉を使って行う歯磨きは、口の中を綺麗で清潔に保つためにも、欠かせない習慣です。さらに、歯磨きをすることで、歯周病や虫歯を予防、治療できる最も有効的な方法なのです。
歯磨きで歯周病や虫歯を予防!?
歯周病や虫歯の原因は、お口の中に残っている菌に感染することで起こります。その菌が、プラークという歯垢、よく歯の隙間にある白くて粘度のある塊がそれです。時間が経つとカビが繁殖し、バイオフィルムとしてこびりつきます。
これを落とすために歯磨きがあるのです。薬剤で分解してしまいたくなりますが、お口の中の汚れを落とすには最善の方法は、歯磨きなのです。
歯磨きをする効果やメリット
先ほどは、歯磨きをする理由についてご紹介してきましたが、歯磨きをする効果やメリットを考えたことありますか?ここで、歯磨きをする効果やメリットについていくつかご紹介していきましょう。歯磨きのタイミングの前に、重要性を知る機会にもなりそうですね。
歯磨きの効果①プラークを付着防止とこびりつき防止
歯磨きの効果には、先ほどもお話したプラークの付着を防止したり、こびりつきを防止、除去する役割があります。歯垢であるプラークを防止、除去することで、歯周病や虫歯を予防し、清潔な口と健康な歯を守ってくれるのです。
歯磨きの効果②口臭の除去と防止
歯磨きをすることで、口臭の除去や防止に繋がります。不快な口臭の原因は、剥がれ落ちた粘膜や食べカス、唾液などに含まれるたんぱく質が口の中で細菌と結びつき、舌苔も口臭の原因に。それを磨き上げてくれるのも歯磨きの効果の1つです。
歯磨きの効果③歯の再石灰化やステインの付着防止
歯磨きの効果やメリットは、再石灰化の促進やステインの付着防止です。再石灰化とは、あまり聞き慣れない言葉ですが、歯を脱灰から守る唾液の自然の働きのことを指します。唾液がカルシウムイオンとリン酸イオンを補給して、エナメル質の結晶を新しく形成することで健康な歯に戻るというものです。
これはを促す効果がフッ素を使った歯磨き粉を使うことでさらに促進されます。さらに、ステインといって、コーヒーやタバコによる着色汚れを取り除いて、歯の色を保つ効果も。
歯磨きしないとどうなる?
中には、歯磨きを行うタイミングが朝だけという方も少なくありません。歯磨きを行うメリットや効果とは、反対に歯磨きを怠るとどうなるかも知っておく必要があります。その中でも、2つの結果をご紹介していきましょう。
歯磨きしないと口臭の原因に
歯磨きのタイミングを忘れてしまうと口臭の原因になると言われています。歯磨きをしないと、口の中の食べカスや細菌などがそのまま残り歯垢が増殖。それが口臭の原因になってしまうのです。口臭の原因には、色々ありますが、歯磨きを習慣にすることで、口臭防止にも。
歯磨きしないと歯を失う原因に
歯の病気でもある歯周病は、歯を磨かないことが原因で起こる可能性も高くなります。歯周病は、口臭や歯茎の出血などの症状が。歯周病が悪化すると歯を失ってしまう原因にも繋がるので、注意しましょう。
歯磨きのタイミングはコレ!
歯磨きをするタイミングは人によって異なりますが、2〜3回と言われています。理想的な回数は、3回です。そのタイミングは、朝起きてすぐ。細菌が胃に入ると胃酸で溶けるそうですが、食事と一緒に摂らないように朝食前に歯磨きしましょう。
昼は、軽く磨き、寝る前の夜の歯磨きはしっかり磨きます。夜寝る前に歯磨きする際は、歯ブラシに加えて舌の舌苔をかき出す専用ブラシをプラスしましょう。
正しい歯磨きの方法をチェック!
歯磨きのタイミングをご紹介した後は、いよいよ毎日の歯磨きでしっかり歯を守るための正しい歯磨きの方法をご紹介します。それでは早速、歯磨きのタイミングの時に活かせるように、正しい歯磨きの方法をチェックしていきましょう。
歯ブラシの持ち方と歯磨き粉の量
まずは、歯ブラシの持ち方をご紹介しましょう。歯ブラシの持ち方には、2つあり、ペンのように支点を持つペングリップ。手の平全体で歯ブラシを握るバームグリップがあります。成人の人は、力が強いので支点を持つペングリップがおすすめ。
反対に、握力が弱い人は、バームグリップで持ちながら洗うことをおすすめします。さらに、歯磨き粉の量は、米粒くらいの量で、低研磨、低発砲、フッ素入りがおすすめです。
歯磨きの正しい方法
歯ブラシを歯に90度になるように当てて、小刻みに動かします。回数としては、20〜30回くらい行いましょう。力を入れすぎず優しく磨くことで、歯肉を傷つけずに洗い上げることが可能です。さらに、歯と歯茎の部分に45度になるように当てながら汚れを落としていきましょう。
歯の奥や横、裏側も歯ブラシの先を上手く使いながらしっかり洗い上げることがポイント。
歯磨きの最新の方法がある!?
歯磨きをする時は、歯ブラシだけでなく、歯磨き粉も必須です。歯磨きを選ぶ時にもいくつかポイントがあります。歯磨き粉の選び方とためしてガッテンでも紹介された歯磨きの最新方法をご紹介しましょう。
歯磨き粉はフッ素入りを選ぼう!
虫歯を防ぐ強い味方に、歯磨き粉のフッ素があります。フッ素は、歯を元に戻す再石灰化を促進させてくれる成分です。歯磨き粉の裏側の成分表を見ると「フッ化ナトリウム」や「モノフルオロリン酸ナトリウム」と欠かれています。これがフッ素が配合されているという証拠。
再石灰化は、溶けた歯の表面を唾液に含まれているカルシウムなどによって修復することです。そのため、歯を美しく健康的に保つためにフッ素入りの歯磨き粉がおすすめ。
フッ素入り歯磨き粉で歯を磨こう!
フッ素入りの歯磨き粉は、歯ブラシにたっぷりつけましょう。その状態で、歯を2分ほどかけてしっかり磨きましょう。口の中の泡をはき出したら水で口の中をすすがないことがポイント。もし水で濯ぎたいという方は、少量の水で軽く行いましょう。
歯磨きの後は、2時間は飲食を控えるようにします。歯磨き粉に含まれるフッ素は、水ですすぐことで濃度が少なくなるそうです。そのため、すすぎの回数は少なくするとGOOD。
歯磨きにプラスしたいおすすめアイテム
最後は、歯磨きのタイミングで活用したい歯ブラシや歯磨き粉以外のアイテムをご紹介します。いつもの歯磨きにこれをプラスすることでよりしっかり歯磨きができます。
歯磨きにおすすめのアイテム①デンタルフロス
デンタルフロスは、糸状になっていて、歯の隙間にある歯垢をかき出すアイテムです。使うタイミングは、主に、1日に1回の夜寝る前の歯磨きの時に使用しましょう。歯垢の除去に役立ちますし、これにより歯周病や虫歯、口臭を防いでくれます。
糸状やT型などもありますが、スタンダードな形は、F型ですよね。歯の隙間に横に動かしながら入れたら、上下に動かして歯の表面の汚れを削ぎ落とします。抜く時も横に動かしながら抜きましょう。デンタルフロスを入れる時は、歯茎を傷つけないように、歯茎につくまで奥に入れないことがポイントです。
歯磨きにおすすめのアイテム②舌専用ブラシ
口臭の原因は、舌だけではありません。舌についた舌苔も口臭や歯周病の原因になります。舌ブラシは、朝の起床後に使うことがおすすめで、1日に1回がGOOD。ブラシタイプとヘラタイプがありますが、舌の奥から手前に舌の上の舌苔を削ぎ落とすように使いましょう。
最後に
口元は、人の話す時などに気になる部分です。口元を清潔に保つには、歯磨きのタイミングだけでなく、歯磨きの方法や歯ブラシ以外のアイテムがあることを知って取り入れることも大切です。歯を健康に美しく保つためには、歯磨きを習慣化することがポイントになってきます。
ぜひ、毎日の歯磨きを習慣にして、健康な歯と清潔な口の中を保ちましょう。