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ダイエットの味方になるこんにゃくですが、一度にたくさん食べることがないので余らせてはダメにしてしまったという経験がある人は多いでしょう。この記事では、こんにゃくの保存にスポットを当て、こんにゃくの保存期間・保存場所などについて、ケースごとにご紹介していきます。
こんにゃくとは
こんにゃくの原材料はサトイモの球茎で、もともとはサトイモが収穫できる期間限定(秋)の食材でしたが、1700年台に保存方法が考案され1年中食べられる食材になりました。
現在は精粉に石灰水を加えて作られています。
こんにゃく保存方法の基本
こんにゃくの保存の基本について、ケースごとにご紹介します。
こんにゃくの常温保存は未開封のときのみ
こんにゃくを購入してきたら無条件に冷蔵庫にしまうという人も多いでしょうが、裏面のラベルをよく見てください。「直射日光や高温多湿を避け常温で保存してください」と記載されているこんにゃくが多いです。この場合は開封していなければ条件を守ったうえで常温保存することが可能です。メーカーによって保存方法は異なるので都度確認しましょう。
こんにゃくの開封後は保存水を利用
購入してきたこんにゃくを開封したとき、つい袋の中の水を捨ててしまいますが、その水は捨てる必要ありません。水はタッパーに移して、こんにゃくはその日使用するだけカット、残ったこんにゃくをタッパーに入れて密封、冷蔵庫で保存しましょう。
袋に入っている水はアルカリ性の水で、殺菌作用があるためこの水を活用することで日持ちを助けます。こんにゃくは冷蔵保存すれば数日は持ちますが早めに使い切るようにしましょう。
こんにゃくの袋の中に入っていた水を捨ててしまった場合は、水道水でもOKです。ただし水は毎日入れ替えましょう。
茹でたこんにゃくの保存期間
使うだろうと多めに茹でてしまったこんにゃくはラップをして冷蔵庫で保管、日持ちしないので数日のうちに使い切りましょう。
こんにゃくの冷凍保存
開封したこんにゃくを冷凍した場合、1カ月くらい保存することが可能です。ただ、解凍すると水分が抜けてスポンジ状に、食感が固くなります。「肉の代わりになる」「ぼそぼそしていて嫌」評価は賛否両論、試したことがない人はぜひ冷凍・解凍後調理して食べてください。
こんにゃくは保存食になる!冷凍コンニャクはダイエットの味方
好みもありますが、冷凍こんにゃくをダイエットに活かしている人もいます。保存が利いてアレンジも簡単、続けることができるからです。こんにゃくを冷凍するとスポンジ状になるとお伝えしましたが、調味料が入り込み味の浸透が良くなります。解凍したこんにゃくをおいしく食べる方法をご紹介します。
こんにゃくを冷凍保存する方法
こんにゃくは食べやすい大きさに切り、あく抜きをします。水けを切ったあとシッパー式の袋に入れて空気を抜き冷凍室に保存します。解凍するときは自然解凍でOKです。あく抜きをする理由はこんにゃくの臭みをとったり味をしみやすくしたりするためです。
あく抜きの方法は簡単、カットして塩もみしたコンニャクを耐熱皿に入れてこんにゃくがかぶる位の水を入れます。レンジで2分程度(こんにゃく100g)加熱、洗って水けを切るだけです。
冷凍こんにゃくのおすすめレシピ「こんにゃくのピリ辛煮」
こんにゃく1/2枚と鷹の爪・基本の調味料があれば簡単に作れます。こんにゃくは食べやすい大きさにカット、フライパンにごま油を入れて熱し輪切りにした鷹の爪を加えて炒めます。そこにこんにゃくを入れ、酒・みりん・しょうゆ(大さじ1ずつ)と味噌小さじ2と砂糖小さじ1をい加えて味が染みるまで煮たら完成です。冷凍・解凍したこんにゃくはスポンジ状になるので味が染みやすいから時短料理として活用できます。ほかにも、冷凍・解凍後に水けを切って少量の油で炒め焼肉のタレをかけるだけでもおいしい1品になります。
こんにゃくは腐るとどうなる?
こんにゃくが腐ると次のような状態になります。
- 悪臭
- 触ると糸を引く
- パックの水が濁る
- 形が崩れる
- パックが膨らんでいる
未開封の場合は見た目で判断、袋の中が濁っていたりパック自体が膨らんでいたりする場合は潔く破棄します。開封したものならまず臭いや触った感じ(糸を引く)で確認しましょう。もったいないですが無理に食べると食中毒を起こします。腐らせないよう今回ご紹介した保存方法を用いておいしくいただきましょう。
最後に
こんにゃくの保存方法についてご紹介してきました。こんにゃくは1人分で1袋を使い切ることはなかなかありませんが、保存期間を守って正しい保存方法をすればおいしく食べることができます。開封したら早めに調理し食べ切るのが基本ですよ。「田楽や煮物ばかりで飽きた」という人はぜひこんにゃくを冷凍・解凍し焼いて疑似肉として食べてみてください。