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苦闘期占い(5)大坂なおみ選手の長い苦闘期の始まり2018年全米決勝戦の日の運気
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(4)で、2018年の決勝の日がそもそも大衆が感情的になりやすい日だった、と話したけど、今回は大坂なおみ選手の当日の運気について。
■大坂なおみ×2018年全米決勝戦の日の二重円
※時間は仮で昼頃に。
大坂なおみ選手:1997年10月16日大阪市中央区生まれ
全米決勝戦:2018年9月9日 ニューヨークフラッシングメドウズ
★大坂ドラゴンヘッドに太陽月が合『新月合』
スピリチュアルな話になるけど、ドラゴンヘッドは今世ではこれをやる、とあらかじめ決めてきた『使命』または使命が特にない人はもっと軽い感じで『この人生でやりたい、と自分で決めたこと』の在り処。
※ちなみに、使命や課題、昔の言い方では「カルマ」にあたる「やり残したことを今度こそやり遂げるべきこと」がない人達が最近、すごく増えてる。決して悪い意味じゃなく、ただもう地球でやることはだいたい終わってるんだけど、なんらかの理由で暇つぶしに来てる魂。
西洋占星術の話に戻るわね。で、ドラゴンヘッドの在り処には、この方向に進めば苦労はするけど成し遂げる価値のあるもの、たどり着いて満足できるゴールが待っている。そこにトランジットの新月がやってくるのは、それまでの努力の結果がはっきり出る時で、到達点でもあり新たな出発点でもある、2018年9月9日は彼女にとってそんな人生でもとても大切な日だった。その日に優勝できたのは、努力の賜物で、なおかつ彼女にとって「やっぱりプロテニスプレーヤーが天職だった」と、確認するタイミングでもあった。
★大坂の太陽水星合オポジション土星ベスタ月に対してトランジットの冥王星がスクエアでTスクエア
そして極め付けはこれ。トランジットの冥王星がネイタルの太陽にスクエアになるときは、人生が激変する時期。「ブレイクスルー」「破壊と再生」「限界超え」トランスサタニアンの影響は一概に嬉しいことが起きる、悲しいことが起きると言い切れなくて「どっちに転ぶか分からない」し、前の記事でも話したけど「人生万事塞翁が馬」の、骨折のタイミングになることもあれば、骨折しているときに徴兵の時期がきて、戦争に行かなくてすむこともある。
大坂選手の場合は『念願の初優勝』で、ブレイクスルーのタイミングになった。でも、同時にブーイングを浴びた。
太陽だけじゃなく、他の天体や感受点にも関われば影響はそれだけ強大になる。冥王星の動きは遅いから、影響期間は長くなって年単位。彼女の太陽と水星に対する冥王星のスクエアだけを見ても、初優勝した彼女の快挙を称えるよりも、その勝利を冥王星スクエアでバキッと折る力が外から加わるときでもあった。
★大坂のリリスと当日のキロンがオポジション・大坂のキロンと当日の天王星がオポジション
そして、その「折られる」悲しみや苦しみが、一過性のもので終わらずに、その後に事あるごとに心にのしかかる、記憶が蘇ってくるような「トラウマ」とは言ってないけど、トラウマ的な記憶になりやすい時期でもあった。彼女の天秤座4度のリリスに当日の牡羊座0度のキロンがオポジションで、彼女の蠍座5度のキロンは当日の牡牛座2度の天王星とオポジション。ネイタルのリリスにトランジットの天体や感受点が合やオポジションを作る時期は、心理的にドロドロしたものを抱え込みやすい時期。
そこへのトランジットのキロンは、気持ちが一度傷付いて、苦しい時期を乗り越えていくことになる、何かしらの出来事が起きることを示唆していた。彼女のキロンとトランジットの天王星のオポジションは、彼女は恐らくこのときよりもずっと以前に、このときブーイングを浴びたの似た経験をして傷付いたことがあって、そのときの悲しさや苦しさ、心の痛みがこのときに「突然の再来」をしたかもしれない。初優勝で、本来なら会場全体から割れんばかりの拍手を受けてもおかしくないくらいの、彼女にとっては晴れ舞台なのに、どこか「またか」「こんなに頑張ったのに、またこんな思いをするのか」みたいな悔しさが込み上げてきてもおかしくない。そんなときでもあったのね。
続く。
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