■昔ならば「前世からの重いカルマ」と囁かれる不幸の連鎖
いじめの加害者は、往々にしてとても軽い気持ちでターゲットを追い込み、心を壊し人生を壊している。「みんなもあの子のことを無視してるから。ばかにしてるから。私も/俺も、みんなと同じことをしてるだけ」と思うていて、ターゲットが目の前にいる間は「いじめるのが日常」であり、いなくなっても自身が次のターゲットにならない限りは「いじめは悪いこと」という自覚など持たぬまま日々を過ごすことすらあろう。
しかし、以前にも話したが、地球を長年支配していた闇の存在が張り巡られた結界によって、因果応報が本人に跳ね返るまでに非常に長い年月がかかり、前世での行いを、輪廻転生後に悪果として受け取ることもしばしばあった。
が、その結界はすでにほとんどが解除され、因果応報の発動は早まり、今世での行いの結果を今世で受け取ることになってきた。なんとはなしに、己のことではなく世の中を見ていて、感じることがあるのではなかろうか?
例えば、他人に理解されない精神的な不調、肉体的な痛みや苦しみ。不治の病。運が酷く悪かったとしか思えない、奇妙で重大な事件や事故に巻き込まれる。そして、これは子供の立場からすると理不尽極まりないが「親の因果が子に報い」もある。最愛の子供に不幸があって、ようやくかつてのいじめを思い出し深く反省することで報いが軽減することもあれば、気付かぬままで不幸を上塗りしながら悲惨な末路を迎えることもある。
★幸せの絶頂から叩き落とされることも
特に反省せず、若い頃は無敵で順風満帆に見える人生を送っている加害者もいるが、それは実はより高いところから落としたほうが衝撃が強くなるように、幸せを満喫しているときに急転直下、大変な不幸に見舞われる運命じゃ。「上げて、落とす」飽くまで一例ではあるが、一人の女性をいじめ抜き、その女性は身体を壊し子供を産めなくなった。しかし、いじめの加害者は、そんなこと忘れ因果応報もないかのように幸せな結婚をし、子を授かった。ところが……。という事例もある。
「自分をいじめた加害者には、まだ因果応報が起きていない」と思うならばこそ、それはより大きな、重い悪果が相手に巡るからじゃ。数年ではなく、十数年かかることもあるが、今の世では必ずや、蒔いた種は刈り取ることになっている。
続く。
芦屋道顕の現代の呪バックナンバー
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