そして、彼女の生まれた1964年頃の世代層ではあるんだけど乙女座14-15度天王星と冥王星の合とはかなりオーブの狭いオポジション。蠍座の彼女にとって、冥王星は守護星。守護星と海王星のオポジションは本来なら長期に渡る「暗中模索期」なのよね。
実際にこの数年の元タカのご乱心的な行動には悩んだだろうし、人気女子アナ辞めたとはいえ「おかみさん」以外の活動をしてたからそれを角界の人達にはなんやかや言われてたみたいだしで、けっしてラクじゃなかったはず。
とはいえ、乙女座の天王星冥王星合が蠍座太陽海王星合にセクスタイルの彼女は、どれだけ暗中模索でも責任感の強さで、その中で必死にもがいてたと思うのね。ぶっちゃけ、周囲に何を言われようと旦那さんが昔とは別人のようになってしまおうと別居やむおえずだろうと、それを運命と受け入れて一生終えてもおかしくないくらい。
でも、そんな辛抱強さや責任感の強さ、それまでに築いてきたものを守ろうという意思もひっくるめて「どうでもいいわ」「もう限界」と思わせてくれるのが、トランジット海王星のオポジションだわね。真面目過ぎる人には、海王星の「自分の枠、自分を取り巻く世界の境界線が消えていく」力って、時にはプラスにはたらくわ。
★山羊座リリス冥王星のトランジットも出生の太陽海王星と天王星冥王星にソフトアスペクト
もう一つ、彼女にとってプラスに働いたであろう星回りは、トランジットの山羊座リリスと冥王星の太陽海王星へのセクスタイルね。この2つは個人天体にハードアスペクトを組むと、因縁めいたことが起きて心理的にも現実的にもしんどい時期になりやすい。でも、ソフトなら「心の奥深くから願っていることが努力次第で実現できる」時期になるわ。
同時に、出生の乙女座天王星冥王星合とはトライン。冥王星同士のトラインは「再起」の時期だし、出生の天王星に冥王星トラインも、不退転の決意で大胆に人生の舵を切ってうまくいく時期でもあった。離婚はやっぱり彼女のこれからの人生にはとてもプラスになったんじゃないかしら。