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最近見かける『新しい戦前』って何?
まったく気にしていない人はスルーしてると思うし、こうやって取り上げておいてなんだけど、そこまで多用されているわけじゃない。だけど、SNSなどで日本の行末を憂えている人達の間では時々話題になってきたこの言葉。
新しい戦前
とても不穏で嫌な言葉だけど、まさにここ数年の日本の雰囲気を的確に表しているように思える。
この『新しい戦前』という言葉は、実は台湾有事を起因とする日本の政治状況を表す呼称らしい。
お笑いタレントのタモリさんが2022年12月にあるテレビ番組で発言したことがきっかけで広まった。
「2023年はどんな年?」という問いに「新しい戦前」と答えたタモリの的確…いま日本は「大軍拡のために血税を搾り取られる“戦争準備”の段階」に入っている
(2023.08.14)
「2023年はどんな年?」という問いに「新しい戦前」と答えたタモリの的確…いま日本は「大軍拡のために血税を搾り取られる“戦争準備”の段階」に入っている(週刊現代)
日本が核攻撃の危機に直面していることや、米中対立やウクライナ戦争などの国際情勢の影響を受けていることを意味しているとのこと。2023年の新語・流行語大賞にノミネートされたものの、受賞はしなかった。
『新しい戦前』でもウクライナは遠いし、北のミサイルはイマイチ危機感が……。もっと差し迫った危機が『台湾有事』
『台湾有事』は近年、ネットに限らず至るところで見聞きする言葉だけど、具体的に何が起きるのかまで調べていない人も多いと思うから、ここでざっくり説明しておくよ。
台湾有事とは、中国が台湾に対して軍事的な圧力や侵攻を行う可能性のある緊急事態のこと。
台湾は中華民国として独自の政府や軍隊を持っているものの、中国は台湾を自分たちの領土の一部と主張している。中国は「一つの中国」の原則を国際社会に求めていて、台湾の独立運動や外交関係を強く反対している。
台湾有事は中国と台湾の間だけじゃなく、アメリカや日本などの周辺国にも大きな影響を及ぼす可能性がある。アメリカは台湾との安全保障関係を維持していて、台湾に武器を売ったり、軍事演習を行ったりしている。
日本は台湾との歴史的・文化的・経済的なつながりが深く、台湾海峡の平和と安定を重要な利益としている。台湾有事が発生すれば、アメリカや日本は中国との対立を避けられないかもしれない。
・・・というか、アメリカが中国と戦争を始めたら、現状の日本はアメリカ側として中国と戦わなければならなくなることがほぼ確定だ。
だから、すでにこんなことが起きているんだろう↓
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