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ダイエットに果物を活用する人は多いですね。その中でも「梨はカロリーがあるけれど太らないらしい?」と話題になっています。「甘いのに太らないの?」と疑問に感じますね。今回は、梨がダイエットに向いているかどうかをテーマに、カロリーや太らない食べ方についても解説します。
梨のカロリーは?
まずは梨のカロリーについて解説します。梨は全体の9割が水分で、大きさによってカロリーは変わってきます。
- 梨(大サイズ約330g)約140キロカロリー
- 梨(中サイズ約280g)約125キロカロリー
- 梨(小サイズ約250g)約110キロカロリー
梨の大きさによって摂取カロリーは増えますが、大サイズをまるごと1個食べたら満腹になりますよ。
梨と他のフルーツのカロリーを比較
次は、梨と他のフルーツのカロリーを比較してみましょう。こちらは比較するために100g当たりのカロリーを表示します。
果物 | カロリー |
梨 | 43キロカロリー |
りんご | 57キロカロリー |
バナナ | 86キロカロリー |
桃 | 40キロカロリー |
パイナップル | 51キロカロリー |
キウイ | 53キロカロリー |
オレンジ | 46キロカロリー |
果物の中でも梨のカロリーは低いほうなので、ダイエット中の食事に取り入れやすいと言えますね。
梨と桃!ダイエットにおすすめのフルーツはどっち?
前項の表を見ると梨と桃のカロリーが低いことがわかりました。ダイエットにおすすめのはフルーツは梨か桃か気になりますね。果物100gあたりの糖質もチェックしてみましょう。
果物 | 糖質 |
梨 | 10.4g |
桃 | 8g |
りんご | 10g |
バナナ | 15.4g |
パイナップル | 12.5g |
キウイ | 11g |
オレンジ | 10.8g |
一覧表を見ると、桃の糖質が低いことがわかります。ただ、継続が鍵を握るダイエットにおいて、価格面で高価な桃をいつでも食べられるかというと、そうではありません。
また、缶詰となると、カロリーや糖質(シロップ漬け)の量は変わってきますよ。
それならば、カロリーと糖質が桃と大きく変わらない梨のほうがダイエットの味方だと言えるでしょう。
梨はカロリーが低いだけじゃない!ダイエットによいと言われる理由
梨はカロリーが低いだけではありません。梨がダイエットによいと言われる理由について説明します。
梨はカロリーが低いだけでなく消化酵素が含まれている
梨はカロリーが低いだけでなく、消化酵素が豊富に含まれているので、食べたものの消化を助けてくれます。特に、肉類は消化するのに時間がかかりますね。古くから韓国料理(肉料理)に梨を用いる理由は、肉を柔らかくするだけでなく消化を助けるためでもあると言われていますよ。消化が促進されると太る要素を作らないことにつながります。
梨はカロリーが低いだけでなく抗酸化作用がある
梨はカロリーが低いだけでなく、抗酸化作用があります。日々のストレスで体内が酸化すると血流が滞りダイエットの妨げになる可能性がありますよ。
梨を含む果物や野菜にはファイトケミカルというものがあり、それが錆び予防を担っているのです。
人間はこのファイトケミカルを体内で作れないので、おいしく梨を食べて錆び予防ができるのは一石二鳥ですよ。
梨はカロリーが低いだけでなくむくみ予防になる
梨はカロリーが低いだけでなく、むくみ予防になります。梨にはカリウムが豊富に含まれていて、カリウムには体内の余分な塩分を排出する役割がありますよ。むくみを感じる人は梨を食べてみてください。
梨はカロリーが低いだけでなく腸内環境を整える
梨はカロリーが低いだけでなく、腸内環境を整えることができます。梨のシャリシャリとなる食感は食物繊維を豊富に含むからで、これらは消化しません。梨の食物繊維が便の量を増やしながら腸内のぜん動運動を促すのです。あわせて梨の豊富な水分で便などの不要物を排出するので、善玉菌が優位になり腸内環境が良好になりますよ。
梨はカロリーが低いだけでなく疲労回復効果がある
梨はカロリーが低いだけでなく、疲労の回復を助けます。ダイエット中はすすんで体を動かしますね。梨に含まれる成分には筋肉疲労をサポートする働きがあるので、疲れて体がだるいという不快感を予防できます。運動後の疲労回復が早くなると筋肉の形成に栄養が使用されます。つまり、疲労を予防し増えた筋肉で代謝を上げられるのです。
梨でダイエット効果を得る!太らない梨の食べ方
梨でダイエット効果を得る、太らない梨の食べ方について解説します。
梨でダイエット効果を高めるには「生で食べる」
梨でダイエット効果を高めたいなら生で食べましょう。加熱し料理やデザートに利用するのもよいですが、加熱すると食感が柔らかくなるため、噛むという動作を怠る可能性があります。生でシャリシャリ食感を楽しみながらよく噛むと、梨1/2個でもおなかが満たされるでしょう。また、よく噛んで唾液を出すことで消化を促進できますよ。
梨でダイエット効果を高めるには「常温で食べる」
梨でダイエット効果を高めるには、常温で食べるのがおすすめです。冷えた梨が好きという人もいますが、梨は冷えすぎると甘味が薄れてしまいます。また、ダイエット中に冷たいもので体を冷やすのはおすすめできません。梨はできるだけ常温で食べるようにしましょう。
梨でダイエット効果を高めるには「夜はNG」
梨でダイエットする場合、夜に食べるのはやめましょう。夜に梨を食べると太ります。
ダイエット中は糖質制限している人が多いですよね。そんなとき体は糖質に対して敏感に反応します。糖質が含まれる梨を食べて寝ると、体は不足している糖質を梨で補おうとするでしょう。
ダイエット中は朝に梨を食べ、糖質で体を目覚めさせましょう。朝に摂取した糖質やカロリーは夜まで残らないので、梨で太る心配はありません。
梨でダイエット効果を高めるには「置き換えダイエットにしない」
梨で置き換えダイエットにするのはおすすめしません。ダイエットはバランスのよい食生活と運動で成功するものですね。食事に置き換えてダイエットするとそのときは痩せますが、置き換えダイエットをやめるとリバウンドを招きます。
梨でダイエット効果を高めるには「3時のおやつにする」
梨でダイエット効果を得たいなら、3時のおやつに梨を食べてリフレッシュしましょう。ダイエット中におやつを食べてはいけないというルールを作ってしまうと、ダイエット後にリバウンドする可能性がありますよ。
ダイエット中であっても気持ちを切り替えたり癒やしになったりするおやつは食べるようにしましょう。そこで役立つのが梨です。甘くて水分量が多いので、満腹感が得られます。
ただし、市販の梨ジュースや洋梨を食べてはカロリーと糖質を余分に摂取することにつながります。梨を食べるなら、幸水・豊水・二十世紀梨といった和梨を食べるとよいでしょう。
梨ダイエットは継続が大事!おいしい梨を選ぶポイント
梨ダイエットをする際、継続して食べるのが大事ですが、梨がおいしくなければ食べる気になりませんよね。おいしい梨を選ぶポイントは以下の通りです。
- 果皮に張りがある
- 果皮に色ムラがない
- おしりがどっしりとしている
- 軸の部分がしっかりとしている
- 重い
梨の糖度が多いのは皮とお尻部分で、おいしい梨を選ぶポイントは「水分の量が多い」ことです。果皮に張りがあり同じ大きさでも重いものを選ぶとよいでしょう。また、軸の部分が干からびていない、おしりがどっしりとしたものを選んでくださいね。
梨ダイエットは梨の保存方法もチェック
梨ダイエットでは梨の保存方法についても押さえておくと、おいしく食べながらダイエットが継続ができます。
梨は購入後1週間程度おいしく食べられます。冷蔵庫の野菜室で、乾燥しないようビニールなどに包んで保存しましょう。食べる30分程度前に野菜室から出しておくと常温で食べられますよ。
梨ダイエットで洋梨型体型から脱却しよう
梨ダイエットは洋梨体型から脱却したいと考えている人に向いているダイエットです。洋梨体型の原因の多くは血流の滞り(むくみや便秘)です。梨にはむくみや便秘を解消する成分が含まれているので、上手に活用しすっきりボディを目指しましょう。