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性別を問わず誰でも遅かれ早かれ白髪になる。わかってはいても白髪を発見したときのショックは計り知れないものがあります。特に、20代や30代で発見したときの絶望感たるや・・・。今回はそんな、まだまだ諦めたくない白髪の原因と対策についてご紹介します。
白髪ができる原因
年齢を重ねていくうちに黒髪から白髪になるのは自然なことですが、30代で白髪が生え始めたという人も多く、意外にも早く生え始める白髪に驚きとショックを隠せない人も多いのではないでしょうか。実は白髪が生え始める年齢というのは個人差はありますが、35歳前後と言われているため、30代で白髪があるのはある意味で自然なこととも言えるです。では、なぜ白髪が生えるのか、その原因から見ていきます。
白髪ができる原因①遺伝と年齢
白髪は遺伝性が高く、医学的には証明されていないものの、白髪と遺伝の関係性は因果関係が高いと言われています。特に20代や30代前半から白髪が生えてきたという人は遺伝によるものが大きいと言われています。また、遺伝でなくても30代半ばから黒髪から白髪に変わる年齢で、遅くても40代前半あたりには多くの人が白髪が生え始めたことを体感します。
白髪ができる原因②ストレス
ストレス社会と言われる現代において、20代や30代に白髪が生え始めている人も多くいます。ストレスは様々な病気の原因になりますが、ストレスによって発生する活性酸素がメラノサイトの活動を妨げることで黒髪から白髪に変わっていくということです。
白髪ができる原因③妊娠や出産
妊娠中や出産、授乳期には胎児に多くの栄養が必要なことから、普通に食事をしていても栄養が不足しがち。特に黒髪を維持するのに必要な栄養が妊娠や出産、授乳によって消費され、少しずつ白髪になっていくということも。それだけでなく、慣れない育児による精神的ストレスも相まることで20代や30代といった若年齢にも関わらず白髪になる原因を作ってしまうのです。
白髪ができる原因④栄養不足
単に栄養不足で白髪になることもあります。忙しい人ほど栄養が偏ったり、栄養そのものが不足していたりすることも現代社会においてはよくあること。そのため20代や30代前半のうちから白髪が生えてくるなんてことも。
部分白髪の原因
後頭部だけ、こめかみだけ、生え際だけといった部分白髪が出ている人もいると思います。
部分白髪の原因として考えられるのがストレスで、一部分だけがストレスによって何らかの異常をきたしているとのが原因と言われています。ストレスを抱えるとその部位の血行が悪くなり、栄養分が運ばれにくいことからメラノサイトの働きが低下し白髪になるのです。
白髪対策に効果的なもの4選
老化現象である白髪ですが、20代や30代のうちから白髪が生え始めることに気持ちの上では認めたくないという人も多いでしょう。特に女性の場合は白髪に抵抗したくなるのは何歳になっても同じ。そこで、白髪対策として効果的なものを4つご紹介します。
白髪対策①シャンプー
白髪対策シャンプーには大きく分けて2種類あり、「白髪を予防するシャンプー」と「白髪を染めるシャンプー」があります。ここでは「予防」で使えるシャンプーの選び方をご紹介します。白髪を予防するためのシャンプー選びで重要なことは「ヘマチン」という白髪予防成分が配合されているものを選びます。ヘマチンは白髪の原因となる活性酸素の働きを抑える働きがあるので、ストレスによってできてしまった白髪に有効です。また、ヘマチン以外にも「メリタン」という成分は髪を黒くするメラニン色素が活性化するので、できればヘマチンとメリタンの両成分が配合されているものを選びましょう。それと同様に、できれば頭皮への刺激が弱いアミノ酸系のシャンプーを選ぶのも重要です。頭皮を健やかに保ってくれるでしょう。
白髪対策②サプリ
体の内側から白髪を予防するのに効果的なサプリを利用するのも白髪対策としては有効。ただ、サプリは「飲むだけで白髪が完全になくなる」というものではないので、あくまで健康な髪を作るための補助的なアイテムということを念頭に置いた上でサプリを利用しましょう。また、白髪対策で人気なサプリはたくさんありますが、選ぶ時の基準としては①続けられる価格かどうか②黒髪に有効な成分が入っているかどうか③毛髪診療医が監修しているかどうか④GMP認定工場(日本健康・栄養食品協会が認定した工場)で作られているかどうか⑤口コミや実績が充実しているかどうかなどを見極めて選ぶ必要があります。
白髪対策③食べ物
普段の食事は白髪対策をする上で基本です。忙しさにかまけてきちんと食事を摂らなかったり偏った食生活をしていると白髪にもなりやすいので、食べ物には気を付けましょう。その中でも特に白髪対策に有効な食べ物は以下の通りです。
大豆や魚など良質なタンパク質を含んだ食べ物
タンパク質は髪の毛を作る主となる栄養素です。健康な髪の毛を作るためにもタンパク質をしっかり摂る必要があります。その中でも大豆や豆類、魚などの良質なタンパク質がおすすめです。
亜鉛が含まれている食べ物
亜鉛は髪の毛の主成分であるケラチンを合成する働きがあり、現代人には不足しがちな栄養素と言われています。亜鉛が不足すると健康な髪の毛が作られにくくなるので白髪対策だけでなく薄毛対策にも有効。亜鉛の含有量が多い食べ物は牡蠣、レバー、魚介類、肉、チーズ、アーモンドなどで普段から手に入りやすいものばかり。意識して食べるようにしたいですね。
チロシンが含まれている食べ物
チロシンとは髪の色に関係する成分で、メラニンの原料になっているアミノ酸の一種です。チロシンが減少すると白髪になる原因にもなるので積極的に摂りたいですね。チロシンはチーズや納豆、大豆製品に多く含まれています。
ヨードを含んだ食べ物
髪の毛を健康に保つヨードはひじきやわかめ、海苔などの海草類に多く含まれています。
白髪を黒髪に戻すことはそもそも不可能?
一旦できてしまった白髪を黒髪に戻すため、シャンプーやサプリなどを取り入れるうちに自然と白髪が黒髪に戻ってほしいですが、実は白髪が黒髪に自然と戻る確立はたったの2割程度しかありません。
白髪の原因が髪の毛の色素成分であるチロシンの不足によってできたものであればチロシン摂取で白髪から黒髪に戻すことは可能性的にはありますが、白髪の原因のほとんどがメラノサイトの消失によるものなので、一旦できてしまった白髪を黒髪に戻すことは非現実的なようです。
一旦できてしまった白髪を黒髪に戻すのは難しいため、白髪対策で大切なのはしっかりケアをし、白髪になるのを防ぐ、遅らせるということが大切になります。白髪は病気のように回復して完治するというものではないため、日頃から白髪にならないようなケアを続けることが大切です。
最後に
いかがでしたか?今回は白髪の原因と対策をご紹介しました。ストレス社会と言われる現代において20代や30代と若いうちから白髪ができるといったことも決して珍しいことではないので、少しでも白髪を遅らせられるように日頃のケアを頑張りたいですね!
シャンプーやサプリ、食べ物など普段できることを続けることが大切です。参考になれば幸いです。