もうすぐクリスマス。恋人のいる女性は、彼からのプレゼントに密かな期待を寄せている人も多いと思う。
だけど、そのプレゼントが期待はずれだったら、恋が冷めてしまうことはなくても「愛されてないのかも?」なんて不安になってしまうよね。
特に、これはこれまでに恋の相談に乗ってきた女性たちから聞いたことだけど、「付き合ってもう長いのに、彼がまだ指輪をくれない」と悩んでいるケースが、ちょっとばかり深刻そうだから、今回は「なぜ、君の彼は指輪をくれないのか?」という話をしていきたいと思う。
■「指輪をあげられない」男の本音5選
うーん、どんな順番で話していこうか迷ったけど、思いついた順でいくね。
1.君が指輪を欲しがっていると気付いていない
まあ、男はほとんどの場合、女性に比べて鈍感だからね。君がアクセサリーを大好きなら大好きで、ファッションリングをしてるとすれば「自分で好みのデザインを買って満足しているんだろう」と思うし、まったくしていないなら「アクセサリーは嫌いなのかも。ジャラジャラして邪魔だしね」なんて思い込んでいることもあるよ。
君のほうから「今度のクリスマスには指輪がほしいな」なんて言ったことがないなら、可能なら一度、言ってみるといい。驚くほどあっさりと買ってくれると思うよ。
2.婚約までのお楽しみ
ずいぶん古風に思うかもしれないけど、今時もまだ一部にはいるんだよね。「指輪は契約の証。ファッションリングのペアリングなんて意味がない。婚約指輪まではまってほしい」と思ってる彼。君の彼、もしかしたら昭和生まれかな?(笑)だとしたら、こういうタイプもいると思うよ。
まあ、心のどこかで「ペアリングなんぞ贈って、もし別れたら処分に困る」なんて思いもあるのかもしれないけどね。彼は、君を確実に愛しているからこそ、中途半端なものを通販で買ったり、いかにもすぐに別れそうな(ってそれは偏見だけど!)ほかの若いカップルが買ってるペアリングなんて、贈るつもりはないんだよ。
このタイプの彼だったら……婚約まで我慢!でも、こんな彼の場合はプロポーズももう少し、と思ってるかもしれないから、薬指の寂しさとは思った以上に早くサヨナラできるはずだよ。
3.重いと思われたくない
これは、君が彼と付き合うまでかなり自由奔放に恋を楽しんできたり、彼と付き合ってからも男友達との交友関係も楽しんでいるような、モテそうな女性である場合。
彼はきっと、遠慮してるんじゃないかな?本当は君を束縛したい、だからペアリングを贈って、してもらいたいと本当は彼のほうこそ思ってる。でも、そんなことを口にしたら君に「重い」と思われそうだから、あえて知らんぷりしてるんじゃないかな。
君のほうから、ペアリングが欲しいと言えば(直接的にではなくても、お店の前を通って「わー綺麗!これ欲しい!」とかでも、ペアリングしてる彼の友達カップルに彼のいる前で「うらやましい!」と言ったり、分かりやすいアピールをしてみてもいいと思うんだ。
さて、ここからはちょっとばかり厳しい推測になってくる。彼との関係に不安を抱いている君が読むなら、心して読んでほしい。
4.君が満足しそうな指輪を買ってあげるお金がない
これは、君がブランドのバッグや靴、腕時計やネックレスなんかはだいたい高価なものを身につけていて、ノーブランドなんか喜びそうにない場合。
彼は、たぶん毎月自由に使えるお金が100万あったら、君に欲しいブランドのリングをプレゼントするだろう。特注してくれるかもしれない。
でも、きっと彼はそれほどお金を持っていない。あるいは、これはすごくショックな話かもしれないけど、そんなにお金をかけるくらいなら、自分の趣味に費やしたいのかもしれない。
もし、君が「ブランド好きだから、中途半端なものをあげるよりは、いっそあげない」選択をされてるとしたら……。このままだとペアリングどころか、婚約指輪も危ないかもしれない。打開策としては、彼の収入がだいたい推測できるなら、彼の収入の範囲内で「生活していける女性」であることを、ふだんの暮らしからアピールすることだ。身につけるものを、おしゃれなママたちのコーディネートをマネて、身近なメーカーの服にする。行く店を彼と同じランクにするetc.
そうすれば、今年のクリスマスはもしかしたら間に合わないかもしれないけど、次の誕生日とか来年のクリスマスには、彼のお給料の中で無理せず買った真心のこもったペアリングがもらえるかもしれない。
5.君の気持ちが重いから
さて、これは正直なところ、考えたくはないだろうし、決してこんなことがあってはならないと僕は思う。だけど、もし二人の仲がすでに冷えてきている、彼の気持ちが自分にあるのか分からない段階で、「不安だから、彼との絆の証が欲しい」と指輪を望んでいるなら、彼はやはりそんな君に指輪を贈りたいとは思わないだろう。
指輪は、たとえそれが高校生が最寄り駅のファッションビルで買うようなさりげないものであっても、ほかのどんなものとも比較にならないくらい「愛の証」であり、何よりそこにはお互いを独占し、貞操を誓い合う意味がある。
彼にとって、そこまでの覚悟がないから、指輪は贈れないのかもしれない。
ただ、もし今年のクリスマスや年末年始、彼の誕生日のような記念日を2人でちゃんと過ごす約束もしていて、君にもふだんから優しい彼なら、これに当てはまる可能性は限りなく低い。ここに挙げた意外の理由だって当然あるはずだ。彼が天邪鬼な性格で「指輪なんてありきたりのものより、個性的なプレゼントで驚かせよう」と思ってることだってあるからね。
二人の本当のところは結局、二人にしか分からない。だけど、もしここで僕が話したことが、君の悩みの解決に少しでも役に立ったら嬉しいな。
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