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強く思えば『願いは叶う』のか?【意思と想念の力関係】
※旧メディアVeryGoodからの移行記事です。古い日付や内容、リンク切れやレイアウト乱れ等ご了承ください。
結婚したい
彼氏が欲しい
痩せてきれいになりたい
お金が欲しい
今も昔も、人間というのは色々な願望を持っておる。
わしのもとにも、己の願望を叶えたいと多くの者がやってくる。
おぬしたち、よくこういった言葉を目にしたり耳にしたりすることはないか?
「強く思えば願いは叶う」
思いが強くなければ願いは叶わぬといった意味にもなるがな。
では、強く思うことで本当に願いが叶ったという経験、おぬしたちにはあるか?
もしくは、そういう経験をした人が周りにおるか?
残念ながら、そんな経験がある者はさほど多くはなかろう。
では、それはいったい、なぜなんじゃろうか?
意思と想念は別物!
例えばな、「一億円が欲しい」と強く思うとしよう。
しかし、おぬしがすでに億万長者か、恵まれた家の生まれで遺産相続できる身分でもない限り、「1億円がすぐに手に入る」などとは到底思えぬはず。
ゆえに、「一億円が欲しい」と思いつつも同時に、「現実的に無理だ」と思ってしまうのではなかろうか。
意識して願望を強く思えば思うほど、反対に「無理だ」というネガティブな思いを心に刻み込んでしまうことがあるのじゃ。
これはな、前者が「意思」で、後者が「想念」なのじゃ。
意思とは、何かをしようとする自分の考えや思い。
想念とは、心の中に浮かんでくる考え。
意思と想念の力関係は、想念の方が上じゃ。
多くの場合、ネガティブな方に働いてしまう。
意思と想念が戦うと、想念が勝ってしまうんじゃな。
「絶対にできる」「必ずやり遂げる」
こういった言葉は、実は内心では自信がないことを表しているともいえるな。
風水は「願いを叶える魔法」ではない
わしのところにやってくる者たちもな、「●●が叶う風水術を教えて下さい」といったことを求めてくる。
しかしな、風水は楽に願いが叶う魔法ではない。
願いを叶えたいという「意思」だけでは願いは叶わぬ。
なぜなら、よほど楽観的な性格ではない限り、「どうせ無理だろう」という想念が働いてしまうからな。
この意思と想念の力関係を打ち破るのは、何よりも「行動力」なのじゃ。
★行動が要!
結婚したいとただ願っているだけなら、「だって良い人がいないし…」といった心の奥深くの声、つまりは想念に負けてしまう。
想念に負けずに願いを叶えるためには、自ら動く行動力が必要じゃ。
願いを叶える人ほど、実は素直な人間が多い。
良いと思うことをすぐに実行する素直な気持ちを持っているのじゃ。
だから、結婚運を上げる風水術を授ければ、素直な人間ほど心から「結婚運が上がるんだ」と思って実行する。
するとあれよあれという間に、婚期が訪れるのじゃ。
行動力をもって実行していれば、想念が働く間もなくなってくるからな。
逆に、頭だけで考えて行動に移さないままだと、想念に負けっぱなしで、願いは叶わぬ。
<終わに>
自信というものは、なにも行動しないと身につかないものじゃ。
逆に、なにか行動を起こすと、色々な人やものに出会い、その中でも自分に必要な人やものが引き寄せられてきて、自然と運が付いてくる。
それが自信につながっていく。
なにもしないのに願いを叶えて欲しいと強く思っても、いつまでたっても何も変わらない。
わしはな、強い意思を持つものが想念に負けず行動に移すために背中を押せるように、自身の力を振るっていきたいと思うておるのじゃ。(芦屋道顕)