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伊シチリア沖で豪華ヨットが沈没、英実業家など6人が行方不明に
2024年8月20日に報じられた豪華ヨット転覆事故。大富豪が乗っていた、というだけならまだお金では買えない運、不幸な事故……。で終わる話だけど、背景事情を知ってしまうと、とても不幸な事故、偶然の事故とは思えなくなる。
★モルガン・スタンレーの役員も行方不明
イタリアのシチリア島沖で19日朝、豪華ヨットが沈没し、6人が行方不明となっている。行方不明者の中には、金融モルガンスタンレー・インターナショナルの役員や、英テクノロジー大手の創業者などが含まれているという。
★救助された乗客もいた
全長56メートルのヨット「ベイジアン」には、イギリス、アメリカ、カナダ国籍の22人が乗っていた。うち、1歳のイギリス人の女の子を含む15人が救助された。
★行方不明のマイク・リンチ氏は英国のビルゲイツと言われる大富豪
シチリア島市民保護局のサルヴァトーレ・コチナ局長は行方不明者には英実業家のマイク・リンチ氏と、娘のハナ・リンチ氏が含まれているとBBCに語った。
20日にはさらに、英モルガンスタンレー・インターナショナルのジョナサン・ブルーマー取締役会議長(社外取締役)と、国際法律事務所クリフォード・チャンスのクリス・モーヴィロ弁護士も、行方不明者に含まれていると明かした。
伊シチリア沖で豪華ヨットが転覆、英実業家など6人が行方不明 – BBCニュース
英起業家ら死亡確認 大型ヨット沈没―イタリア沖
そして22日には行方不明のマイク・リンチ氏もモルガンのジョナサン・ブルーマー会長も死亡が確認された。
【パリ時事】イタリア南部シチリア島沖で大型ヨットが悪天候の影響により沈没した事故で、行方不明となっていた英起業家マイク・リンチ氏(59)と、米金融大手の子会社モルガン・スタンレー・インターナショナルのジョナサン・ブルーマー会長(70)ら5人の死亡が確認された。英メディアが22日伝えた
英起業家ら死亡確認 大型ヨット沈没―イタリア沖:時事ドットコム
ヨット転覆で亡くなったマイク・リンチ氏の同僚で共に詐欺事件で無罪となった人物が時を同じくして「自動車事故で死亡」
シチリア島沖のスーパーヨット沈没事故で行方不明となったオートノミー社の創設者、イギリスの大物実業家マイク・リンチ氏(59)の同僚であり、リンチ氏と共に詐欺裁判で米国で無罪判決を受けたスティーブン・チェンバレン氏が時同じくしてケンブリッジ近郊で車に跳ねられ死去した。
corriere.it/cronache/24_ag…
米国の詐欺裁判でリンチ氏の共同被告だったスティーブン・チェンバレン氏が2日前、車にひかれて病院で死亡した。
チェンバレン被告は、会社売却前にその価値を水増ししようと企んだとして、元上司と同じ詐欺と共謀の罪で起訴された。両被告は6月にサンフランシスコの陪審により15件の罪状すべてで無罪となった。
マイク・リンチ氏は、自身の会社オートノミーを米国ヒューレット・パッカード社に83億ポンドで売却することに関する13年間の法廷闘争にようやく勝利した後、自身の「第二の人生」について語っていた。
しかし、勝利の瞬間から間もなく悲劇が襲い掛かる。59歳の彼は、今朝シチリア島沖で沈没した豪華ヨット「ベイジアン」号に閉じ込められた乗客の一人だと考えられている。
すでに乗客1人が死亡したと報じられている。
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マイク・リンチ氏の詐欺事件とは?
転覆事故で亡くなったマイク・リンチ氏は2024年6月に以下の詐欺事件で「無罪」を勝ち取っていた。この詐欺事件は”シリコンバレー史上最大の金融詐欺疑惑”と呼ばれているそう。
英国のハイテク界の大物マイク・リンチ氏が、2011年に自身のソフトウェア会社をヒューレット・パッカードに110億ドル(86億ポンド)で売却した詐欺罪で米国で無罪判決を受けた。
サンフランシスコの陪審は、すべての点で同氏が無罪であるとの判決を下し、売却前に自社のオートノミー社の価値をつり上げた疑いで告発されたリンチ氏の見事な勝利となった。
マイク・リンチ氏:オートノミー共同創設者、米国裁判で詐欺罪で無罪判決
自動車事故で亡くなったチェンバレン氏はリンチ氏の「金庫番」だった
一方、リンチ氏の金庫番として同じ罪に問われていたスティーヴン・チェンバレン氏(52)の自動車事故のほうも、発生したのは朝でした。土曜朝に轢かれて病院で生命維持装置での処置を施され、火曜、弁護士のほうから訃報がマスコミに公開された
詐欺事件から約13年、6月に無罪判決が出た2人が偶然にも同じ時に別々の事故で亡くなるとは不思議な巡り合わせだよね。
だから、この2つの事故が「事故ではない」と考える人達がいる。(僕も含めて 笑)事故ではない場合、最低でも2つの『真実』が存在する。
1つは、巨額詐欺事件で無罪となったものの、それを許さない人々による暗殺。
もう1つは、マイク・リンチ氏もスティーヴン・チェンバレン氏も西側の諜報機関と密接な関わりを持っていて、なんらかの理由でこのタイミングで「保護」する必要があった。本当に暗殺されてしまう前に、大々的に「死」を偽装する手段は、昔からあるそうだ。つまり、2人は実は死んではおらず、表舞台から姿を消しただけでどこかで生きている。そして、それだけの大きな秘密を握っている……。
おっと、モルガン・スタンレー・インターナショナル会長の件に触れられなかったから、それはまた続編で。
続く。