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水星逆行の混乱や遅延、コミュニケーションミスはまあ起きるものとして受け入れるしかない。(それでも、備えておいて意識して準備や入念なチェックをすればトラブルはかなり回避できたり、軽減できたりするよ)
今期の水星逆行の『再会・再開』『振り返り・見直し』は『打ち切りドラマの何年越しの続編制作』
でも、水星逆行のもう一つの側面は辛口オネエも何度も話してるけど『再会・再開』『振り返り・見直し』の時期。
今期は特に3月25日の太陽牡羊座・月天秤座の満月・月食から4月9日の牡羊座の新月・日食にかけての「蝕の期間」に水星逆行の始まりが、蝕の起きる牡羊座と同じ牡羊座で起きる。
そして、4月2日に牡羊座27度から逆行を開始した水星は、牡羊座20度のキロンを通過して、4月25日に逆行を終える時点では、牡羊座15度のドラゴンヘッドと合する。
蝕の期間は本来なら隠しておきたかったようなことが浮上して明るみに出てくることがあって、世の中レベルで暴かれることがあるのは大歓迎だけど、今回はさらに逆行の水星がキロンを通過するから、個人レベルでは封印したはずのあれこれがいつのまにか封印が解けて表層意識でそれを再確認してしまう、辛い気持ちになることもある時期だ。
でも、一方ではそれだけ過去の思い残しが蘇ってくるようなこと、心の奥底から痛みがぶり返してくるようなことがあって、だからこそこの時期の『再会・再開』は、ちょっとやそっとの心残りを解消するだけで終わらない。
もしかしたら、心残りなんてものじゃなく「おまえ、まだそこにいたのか!」と、ショックを受けるくらいしつこく留まっていた何か、誰かの存在を目の当たりにするかもしれない。
“例えるなら、自分が主人公だけど物語が完結しないまま打ち切りになったドラマがあって、その後にたくさん他のドラマで別の役を演じてきたけれどパッとしないか、世間評価はパッとしたとしても、何か自分で自分に納得できないでいる原因が打ち切りになったドラマにあった、みたいな”(辛口オネエ談)
“今回の水星逆行期には、そんな「本当はあれをやりたかった。あれをとことんまでやってみたかった」ことを思い出して、現状がどうあれそれを言い訳にせず、人生に取り戻す人がきっと多い”とも。
自分の人生の『打ち切りドラマの続編制作』のためにやるといいこと・考えることは?
そんな今期の水星逆行期間に、人生の打ち切りドラマの続編制作をしたい、せずにはいられない!という人がやるといいこと、考えてみるといいことをざっと挙げておくね。
★この期間のうちに、またはすでに3月25日前後から今に至るまでに、
『懐かしい。大好きだった。いつのまにか手放したなぁ・忘れてたなぁ』
と、思い出したことがあれば、そしてそれを今また思い浮かべてやっぱり大好きなら、それを今一度人生に迎え入れる。
例えば、思春期にハマってた音楽、映画、漫画、没頭していた趣味。
本気で◯◯になるつもりだったけれど、なれないと気付いて・怪我で・周囲の反対で・お金がなくてetc.道半ばで諦めてしまった夢や目標。
やりたいことが「今の年齢や現状の自分の環境では厳しい」とは限らない
例えば、中学1年の時に「英語を頑張って、通訳になる/翻訳家になる」「パソコンでデザインスキルを極めてウェブデザイナーになる」夢を抱いていたけれど諦めた人は、今40代であれ50代であれ、子供の世話や親の介護があれど、もう一度挑戦して「今度こそ」と決意しやすいと思う。
「AIに取って代わられるから、もう今さら」と思うくらいなら、それは取り戻すべき夢ではないんだろう。本当にそれが「この人生でやりたかったこと」なら「翻訳ソフトや音声認識が昔より発達してるから、それをうまく使って後は努力すれば、今からでもプロになれるはず!今だからこそ!」と、きっと奮起できるし、その夢はきっと叶う。
ウェブデザイナーも「ウェブ」の時代ではなくなっても、そして昨今はもっともAIに侵食されてる分野だしAIを使ったら「AI絵師」なんて叩かれるけど(苦笑)うまくつかうのもよし、デザインセンスに自信があるなら昔よりずっと発達したツールを使って自分で描き下ろすもよしで、今からでもきっとプロになれる。プロにならなくても、自分の作品を誰かに見てもらいたい、なら例えば中学1年の時はSNSすらなかったけど、今はSNSで大勢の人に見てもらうことができる。
他にも、今の時代なら、自分のハンドメイド作品を自分で世に出して、売ることもできる。小説も漫画も公開できる。研究成果を発表できる。研究をしたいなら、かつては手に入らなかった資料もネットで手に入るし、円安で海外旅行はお金がかかるけど、それこそ翻訳アプリのおかげで言葉の壁は薄くなった。すでに先人が大勢いるからこそ観光地ではない地域への旅行も情報がある程度手に入って、数十年前よりは行きやすくなった。中学生では行けない場所、できないことも、中高年になったからこそ行ける、できる、なんてこともきっとある。
そういった、年齢を重ねたことがそれほど不利益にならない「何歳からでも間に合う」とはっきり言える夢や目標をこの時期に再開できる人は多いだろう。
「若くなければ」「若いうちから続けていなければ」な夢や目標も「今からだって間に合う」
ただ、アイドルやダンサー、ミュージシャンや俳優、プロのスポーツ選手みたいな、若さや若さゆえの外見や体力が重要な夢や目標を目指したけれどなんらかの理由で諦めた人は、それこそ今期はとても辛い気持ちになるかもしれない。かつての思いが大切なものを諦めた、諦めざるおえなかった過去の自分を責めたり嘆いたり、諦める原因になった何かや誰かに対する怒り、諦めなくていい環境にいた誰かへの嫉妬、悔しさetc.
いろんな感情が渦巻いてしまうかもしれない。でも、それを味わって、これで終わり、と、完全に人生から消し去れてしまうならそれでもいいんだと思う。過去の夢にしがみつくより、今の年齢から無理なく挑戦できることを見つけてもいいし、「若かったあの頃の夢は諦めたけど」今の自分を支えているものの尊さに改めて気付いて、これからも大切にしていくのでも、もちろんいい。
でも、いろんな感情が渦巻いて苦しくても、もう若くなくて若かった頃とまったく同じ舞台には上がれなくても。諦めれば道は断たれるけど、諦めなければその先にはちゃんとその年齢の自分で上がれる舞台がきっとある。
今の年齢からでも大切なものを人生に取り戻したら、年齢関係なく願った結果が手に入るかもしれない。青春時代、どうしても会いたかった誰かがいるなら、相手も歳を取っているだろうけど、かつての外見的な魅力は失われているかもしれないけれど、それでも「死ぬまでに、一度でいいから会いたい」は叶うかもしれない。こればかりは「相手が生きていれば」だけど。
若さが必要なことでも、時代がこれだけ変化しているから、若くなくてもOK、に制度や世相が変わるかもしれない。自分が知らないだけで、すでに変わっているかもしれない。さらに、あらゆる技術の発展の恩恵ですでに若返ることも可能になっているし、まだその技術は一部の特権階級が独占していて、一般人が手を出すには相応の経済力が必要になるけど、それもやがては手が届くようになる可能性もとても高い。
何歳でも、残りの人生では「今が一番若い」から
これは以前に辛口オネエが話したことだけど、60歳だからと何かを諦めて80歳を迎えたら『20年あったんだから、あれをやっておけばよかった』と後悔する。80歳だからと完全に諦めてお迎えを待っていたら、100歳まで生きてしまって『80歳の時に、諦めなければ良かった』と後悔する。
水星逆行の影響で、現在進行形ですでに関わっていること、日々の仕事やいつも通りの日常が緩慢になったり中断したりで「待ち時間」ができてしまったら。日常的に通るルートが塞がれて迂回することになって、普段と異なる道で普段と異なる景色が見えて、ふと今の人生以外の人生を思い浮かべることがあったなら。
何をするにも『遅過ぎる』なんて思わずに、本当にやりたいこと、長い年月それを忘れようとしたけれど忘れられなかったようなことは、残りの人生のうちで一番若い「今」取り戻してしまったほうがいい。今期の水星逆行期間は、多くの人がそんな決意を固める、特別な時期になるかもしれない。