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監獄地球(2)地球から取り上げられ、また与えられる『肉体再生システム』の話【おしゃべり隕石】
☆隕石と火山噴火で地表に現れガラス質化した地球の石のおしゃべりシリーズ
※旧メディアVeryGoodからの移行記事です。リンク切れやレイアウト乱れ等ご了承ください。
先に監獄地球(1)を読んでね。
監獄地球(1)3次元の星に生まれた人間と肉体が滅びる理由
これはその続きね。
■肉体再生システムは存在し、古代には地球にも存在した
地球の人間は、肉体を持って永遠に生きることをずっと望んでいる。魂に戻れば意識体としては永遠に存在できると分かるけれど、3次元の肉体に入ってしまうと宇宙の一なるものから切り離され、叡智を忘れてしまう。
そして、切り離された個としての経験が『全て』だと思い込む。だから、その肉体を永遠に保ちたいと願う。
ただ、そうして個としての願いを持つこと、永遠の存在であることを忘れることで、永遠の存在になろうと3次元の世界で試行錯誤すること、それこそに意味があった。
実は、今の私達が経験してる文明よりずっとずっと古い時代にも、別の文明があった。文明は何度も興っては滅びていった。宇宙の意志の介入もあったし、人間が自滅したこともあった。
★RPGの『回復の泉』のようなものがあった
いくつの文明があったのかは分からない。だけど、もしかしたら現代文明でも少しばかり遺跡や記録が残っている文明では、地球上に肉体再生システムが存在していた。
それは本来は超古代に地球にやってきて人間を創った宇宙存在達のためのものだった。だけど、せっかく創った人間、教育をほどこしたり品種改良したりした人間があまりにも早く死んでしまうと研究が捗らないから、人間にもその肉体再生システムを使うことがあった。
RPGにはよく『回復の泉』的な場所が登場するけど、あれはそんな超古代の記憶が現代の人間達にもほんの少し受け継がれているから。
■肉体再生システムは一度は人間の手に委ねられ、その後また取り上げられた
宇宙存在が地球の人間を創って共に暮らしていた時代が過ぎて、宇宙存在が自分達のDNAを受け継ぐ一部の人間達に、他の人間達の統治を任せることにした。そのときは、いくつかの技術と共に、肉体再生システムも地球に置いていった。そのシステムを人間がどのように、どれだけ使うか、改良するかなどは、宇宙に帰った彼らも、とても珍しい3次元の星である地球を面白半分、または愛と思いやりを持って他の宇宙存在も見守っていた。
残念ながら、肉体再生システムは一部の支配層が独占して、その技術を他の人間達に分け与えることはしなかった。人間は統治を任された側と、奴隷側でどんどん格差が大きくなっていった。
★奴隷は20年前後、支配層は1000年から5000年と開き過ぎた寿命の差
現代なら格差は『富』だけど、当時は寿命が大きく異なった。現代の場合は、支配層は120歳まで生きるけど貧困層は50歳くらいで病死や過労死をするとして、それでもせいぜい格差は50年前後。
でも、肉体再生システムがあった文明では支配層は何度でもそのシステムを利用して、特定の一族が1000年から5000年くらい生きて、支配を続けていった。支配層に支配されて働く側、奴隷側の寿命は20年前後だった。
肉体再生システムを地球に残していった宇宙存在はその様子を観察していて、なんとかバランスを取ろうと改めて地球に降りた。
・・・でも、バランスを取ることができなかったんでしょうね。その、再生システムを独り占めしていた一族(一族、といっても複数の一族がいたみたい)も、奴隷達も宇宙存在が想定していたような文明の発展もさせていなかったから、全て滅ぼしてやり直すことにした。
次にまた地球で人間を創って、自分達とのハイブリッドを創って、彼らに統治を任せることにしたけど、そのときはもう肉体再生システムは渡さなかった。必要だと判断した人間にだけ、宇宙存在が肉体再生を施した。
ただ、新たに創られた人間達もハイブリッドも、その肉体に入っている魂=意識体は、記憶はリセットしてあるけどほんの少しだけ、過去の文明の記憶も受け継がれていた。
だから、今でいう『不老不死』になるための秘術があって、隠されている、奪われた、と考える人間達も出てきた。
彼らはその頃からずっと不老不死の秘術を探し続けていて、さらには、実は宇宙存在側に「人間の進化を助けるために、肉体再生システムは必要」と考えて、もう一度与えようとしている勢力がある。
ですって。