えっ?あの食材も!?離乳食で与えてはいけないNG食品とは

えっ?あの食材も!?離乳食で与えてはいけないNG食品とは

第一子のお子様、または年の離れた第二子のお子様をお持ちのママたちの苦悩の種が「離乳食」ですよね。離乳食は大人の食事とは全く違い、味付けは薄味で・・・だとか、のどに詰まらないように・・・だとか、色々と細かく注意しなければならにことがたくさんあります。

ですが、最も気をつけたいのが「アレルギー」です。両親がアレルギー体質でなくとも、アレルギー反応が現れるお子様も稀にいらっしゃるのが事実。アレルギーは最悪の場合死に至るケースもある、非常に恐ろしい症状です。

今回は離乳食で与えてはいけない食材、そして与える際に気を付けていただきたい食材をご紹介します。

  1. ハチミツ、黒糖

    ハチミツ、黒糖
ハチミツが乳幼児にとってNG食品であることは、多くの方がご存知のことと思います。ハチミツに混入しているボツリヌス菌が赤ちゃんにとって危険な菌であり、1歳未満のお子様には与えてはいけない食材の筆頭に挙げられます。もちろん、加熱してもNGです。

    また、黒糖や黒蜜などにもハチミツは使用されています。ですから、「ハチミツじゃないからOK」ではなく、きちんと原材料を確認してから与えるようにしましょう。

  2. アーモンドなどのナッツ類

    アーモンドなどのナッツ類こちらも離乳食のNG食品としては有名なナッツ類。理由は誤嚥の可能性が高いためですよね。まだまだ噛み砕く力の弱い赤ちゃん。ですから、アーモンドなどの固い種を噛み砕くことは難しいはず。噛めないなら飲み込んでしまえ!というタイプの赤ちゃんには誤嚥に繋がり、気道を詰まらせてしまう可能性もあります。

    また、ナッツ類は脂肪分と塩分が非常に高い食材です。すりつぶすなどして与えれば1歳以降の離乳食に使っても大丈夫ですが、そんなに積極的に摂取したい栄養素でもないのではないでしょうか。誤嚥の可能性やすりつぶす手間、そして脂肪分と塩分の高さから鑑みればわざわざ離乳食に使用すべき食材とは言えないでしょう。

  3. 生物

    生物お刺身、生卵などの未加熱のものは3歳未満のお子様には与えないようにしてください。生物には食中毒などの可能性がついて回り、内臓の弱い赤ちゃんにとっての食中毒や細菌による感染症などは死活問題です。釣りたての新鮮なお魚だからOK!なんてことはありません。お子様に与える際には必ず加熱し、雑菌や細菌を殺してから与えるようにしてください。

    また、1歳以上になると生卵解禁OKという離乳食のハウツー本なども稀に見かけますが、卵は特にアレルギーの反応が強く出やすい食品です。ですから、病院でチェックしてもらったからといって安心せず生卵は3歳以上になってから与えるようにしましょう。

    また、マヨネーズなども同様に生卵のアレルギー反応が見られるお子様がいらっしゃいます。マヨ和えなどは簡単で楽ちんですが、マヨ炒めにするなど火を通してから与えてあげてください。

  4. 牛乳

    牛乳離乳食のかなり初期の段階から奨励されている牛乳も、実は気を付けていただきたい食材のひとつです。というのも、牛乳に含まれているタンパク質は赤ちゃんの内臓にとても負担をかけてしまうからです。冷たい牛乳を飲んでお腹を壊す・・・という経験、大人になっても症状が現れる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

    牛乳には鉄分やカルシウムが含まれていて、赤ちゃんにぜひ摂取していただきたい栄養素が詰まっていますが、与える際は過熱してから与えるようにしてください。ミルク煮にしたり、オートミールなどに入れる際も電子レンジなどで温めてから与えてあげることで内臓に負担をかけず栄養を摂取することができますよ。

  5. 豆腐、醤油

    豆腐、醤油豆腐と醤油の共通点といえば「大豆」ですね。最近は大豆アレルギーのお子様も増えてきているので、与える際は少量ずつ、かかりつけ医の空いている午前中に与えるようにしてください。豆腐は赤ちゃんでも誤嚥の可能性が低く、ぜひ離乳食に活用したい食材ですがアレルギー反応が出てしまっては赤ちゃんも苦しい思いをしてしまいます。

    また、大豆アレルギーの反応を見るのに良いと言われているのが与える順番です。納豆→豆腐→お醤油→味噌の順に大豆の濃度は濃いと言われているので、まずは納豆からお試しすることをおすすめします。もちろん、その際も過熱は必須です。熱湯で湯がいたものをすりつぶして、野菜のペーストと和えて与えるなどして匂い対策もしてあげるとなお良いでしょう。

  6. たら

    たら「離乳食 魚」などで検索すると必ずと言っていいほどヒットする「鱈」、これもアレルギーの反応を起こしかねない食材です。鱈にはヒスタミンという成分が含まれており、ヒスタミン中毒を引き起こす可能性がある魚の一種なのです。

    白身魚には骨を丈夫にしたり、脳や皮膚などを健康に保つ栄養素がたっぷり含まれているので赤ちゃんにはぜひ食べていただきたい食材ですが、離乳食初期の頃であれば鱈は避けた方が良いと言えるでしょう。

    離乳食初期、お魚デビューにおすすめのお魚は「鯛」や「ヒラメ」など脂肪分の少ない白身魚です。鯛などはスーパーの鮮魚コーナーでもお刺身用の柵が売っているので骨を取る手間もなく調理しやすいのも嬉しいところですね。

    また、離乳食後期頃になって白身魚が順調に食べられるようになってくるとヒスタミンの含まれる「鱈」や「鮭」を食べられるようになってきます。その際には「塩鮭」ではなく「生鮭」を、「銀鱈」ではなく「真鱈」を選ぶようにしてください。

    実は「銀鱈」と「真鱈」は全く違うお魚。深海魚である銀鱈には脂肪分が多く赤ちゃんに与えるには不向きです。他にも、メカジキは脂肪分も高くヒスタミンが含まれているため、離乳食後期から与えるようにしてください。

基本を抑えれば意外と簡単!

基本を抑えれば意外と簡単!

いかがでしたか?離乳食NG食品についてアレコレ記載しましたが、「逆に何をあげたらいいのかわかんなくなっちゃったよ~!」なんて方はいらっしゃらないでしょうか。保健所などでも指導があったように、離乳食の基本は「少量ずつ」「一日一品目」「かかりつけ医の空いている平日の午前中に」です。

これらに気を付けていれば、多少アレルギーの反応が出たところでかかりつけ医に駆け込むことが出来ますし、最悪の事態は免れる可能性が高いです。また、離乳食中期~後期頃になると「嚙む力を育てよう」とちょっと固めの食材を勧められたりしますよね。もちろん嚙む力を育てることは大切ですが、それ以上に誤嚥に気を付けることが何よりも大切です。

もしあなたのお子様が「噛めないなら飲んじゃおう!」というタイプでしたら無理に固い食材を与える必要はありません。言葉がわかるようになり「しっかり噛もうね」「噛めないならべーしてね」などコミュニケーションが取れるようになってからでも遅くはありません。

離乳食作りは365日、しかも3食続きます。たまには外食で手抜きをしたり、ベビーフードに頼ったりして肩の力を抜きながら、離乳食ライフを楽しんでくださいね!

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