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誰もが熱狂したあの孤高の海賊、ジャック・スパロウが帰ってきた!
今度の敵はジャックに恨みを持つ、魔の三角水域から蘇った“海の死神”サラザール!
ジャックの過去が明らかに、そしてあのキャラクターの意外な一面も描かれる。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ第5作「最後の海賊」が2017年7月1日に公開された。
スクリーンで観たあの衝撃から14年、私は感動せずにはいられない。
初めて劇場に何度も何度も通ったのがこの『パイレーツ・オブ・カリビアン』だったのだ。
原題「Dead Men Tell No Tales」ではディズニー「カリブの海賊」のアトラクションでもお馴染みのセリフが冠されている。
まさに原点回帰。
第1作の雰囲気を呼び戻すかのような作品に仕上がっている。
ワクワクする胸の高鳴りを抑えられないアドベンチャーと
ユーモアたっぷりのまさにエンターテイメントだった。
我らが船長、ジャック・スパロウは健在!若き日の彼も…?!
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ、最大の魅力と言えば言わずもがな
ジョニー・デップ扮する「ジャック・スパロウ」だろう。
今作でもラム酒を片手に飲んだくれたり、ヘマをしたりとコミカルな演技は第1作からかわらない。
ストーリーが進むにつれてピンチに陥ってもなんだかんだと切り抜けていくがその様が観客の笑いを誘う。
緊迫した場面を重くしすぎることなく、常に楽しくさせてくれる愛すべきキャラクターは本作でも健在だ。
ジャックがなぜ船長となりえたか、その過去に迫るところも見どころだ。
最凶の敵「サラザール」にハビエル・バルデム
過去作に登場した悪役と比較して製作・ブラッカイマーは「悪役の頂点に立つ」と語るほど、
無慈悲で冷酷な最凶の悪役として生み出されたサラザールを演じるのは
「ノーカントリー」で冷酷な殺人者を演じ、強烈なインパクトを残したオスカー俳優ハビエル・バルデム。
スパニッシュ訛と一度見たら忘れられないあの姿も恐ろしさを際立たせている。
彼が迫りくることを想像しただけでもゾッとする。
ブラッカイマーが言う様に「悪役の頂点に立つ」といった言葉が相応しいヴィランとして
本作では魅せてくれている。
余談だが、前作にて出演していたペネロペ・クルスはハビエル・バルデムの妻で
前作の撮影にくっついてきていた模様。
お馴染みのキャラクターも帰ってくる!好敵手バルボッサの意外な一面
本作でジェフリー・ラッシュ演じるバルボッサはこれまで以上に重要な役割を担っていると言っても過言ではない。
全作を通して、ジャックのよき好敵手であり、敵ながらも愛されているキャラクター。
その彼がとった意外な行動は素晴らしくも感動的でもある…
彼が魅せる今までのバルボッサとは違う一面に着目していただきたい。
またバルボッサに続き全作皆勤賞!ケヴィン・R・マクナリ―扮するジャックの航海士、ギブスが本作も登場!
彼もまたシリーズにかかせないキャラクターの一人だ。
ジャックに振り回され、時に裏切りそれでもなんだかんだ協力してくれる―
今回もユーモアたっぷりに演じてくれているのがたまらなく嬉しい。
なんといってもシリーズに欠かせないキャラクターが今作で復活しているのが嬉しい。
復活した手下達の中には第1作からのファンにはお馴染み見張りが主な役目の
小柄な海賊、マーティン・クレッパーが登場しているから見逃せない。
それに加え、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイなどあのキャラクターが帰ってくるのは
ファンとして胸を焦がさずにはいられない展開だ。
エンドロールの先に
原点回帰の本作、情熱と面白さは過去作を超えてまた新たな航海へと走り出す。
さぁ地図なんかあてにせず北を指さないコンパスを手に、ジャックと一緒に宝と冒険の詰まった海に漕ぎ出そう。
ラム酒と歌を!あの音楽にのせて、SAVY?(そうだろ?)
■公開情報
『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』
7月1日(土)全国ロードショー
監督:ヨアヒム・ローニング、エスペン・サンドベリ
製作:ジェリー・ブラッカイマー
出演:ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、ハビエル・バルデム、ブレントン・スウェイツ、カヤ・スコデラーリオ、ジェフリー・ラッシュ
原題:「Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales」
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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公式サイト:Disney.jp/Pirates