少年の心の葛藤が運命の道を分ける「アイム・ノット・シリアルキラー」

少年の心の葛藤が運命の道を分ける「アイム・ノット・シリアルキラー」

クリストファー・ロイドの怪演が光る「シリアルキラー」

クリストファー・ロイドの怪演が光る「シリアルキラー」

(c)2016 FLOODLAND PICTURES AND THE TEA SHOP & FILM COMPANY

多くの人が思い出すであろう『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのドク役でお馴染み、
クリストファー・ロイド扮するクローリーは愛妻家で優しい老人だか、
恐ろしくも残酷な殺人鬼としての本性を隠し持っていた。

ドクを想像すると痛い目を見るぞ!あの独特のしゃがれた声は安心感すらあったが、
殺人鬼に豹変した瞬間に、張りつめた空気へと一変する。
背筋に恐ろしい戦慄が走り、画面に緊張感が増す圧倒的存在感だ。

彼がなぜシリアルキラーとなったのか?
その答えも決して許される理由にはならないけれど少し切ない。

ジョンとクローリーの共通点は「殺人」。
ジョンにとって「殺人」は好奇心の対象であり、犯人に「共感」していたように思う。
殺人への興味が発端で犯人を調べ始めたジョンだったが、ストーリーが進むにつれて、
終盤では犯人を「止めたい」と行動にでる。
ソシオパスVSシリアルキラー、追いつ追われつの二人がはじめて対峙した時の緊迫感を
是非劇場で体感してほしい。

■公開情報
『アイム・ノット・シリアルキラー』
6月10日(土)より新宿シネマカリテほか全国順次公開
監督:ビリー・オブライエン
出演:マックス・レコーズ、クリストファー・ロイド
配給:松竹メディア事業部
2016年/アメリカ/86分/PG12
(c)2016 FLOODLAND PICTURES AND THE TEA SHOP & FILM COMPANY
公式サイト:http://iamnotserialkiller.jp

関連記事

第5作目にして原点回帰!『パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊』...

名優がまた一人…「マーティン・ランドー」逝く...

ABOUTこの記事をかいた人

ジャンル問わず好きな映画を推すゴリラ。 バナナはそんなに好きではないです。