当時で独身のまま女性が30歳を迎えるとなると酷い偏見も持たれただろうけど、かろうじて30歳を迎える前に婚約できたから、本人は愛する人と結婚できる喜びというより「世間体が保てた」ことが嬉しかったんじゃないかしら。王女のベスタ水星とトランジットのドラゴンヘッドが合になるときだから、周囲や世間からの祝福、少なくとも理解は得られるときでもあった。
さらに、トランジットの水瓶座28度のキロンが王女のリリスとは合、真向かいの獅子座28度の太陽とはオポジション。これはまさに、タウンゼント大佐が別の若い女性と結婚して傷付いていた王女にとってはその悲しみ苦しみを乗り越えて前に進むタイミングだった。それと同時に、ここがまた起点となって、新たにリリス的な問題……。王女の場合はそのものずばり、夫となったトムの性的な動向で傷付いて苦しむことになるけど、それも示唆していた。
★トムの月にトランジット冥王星がスクエア、トムの天王星にトランジットのリリスがスクエア、トムの太陽金星にトランジットのドラゴンテイルが合のアプライ(接近)
かたや、トムにとっては感情や私生活の状態を司る双子座4度の月に対してトランジットの乙女座4度の冥王星が正確なスクエア。これだけでもトムは自分自身が壊されるような恐怖やプレッシャーの強い時期だけど、さらに牡羊座9度の天王星への、当日このトランジットの蟹座8度のリリスのスクエアはトムにとって型にはまらず自由に生きる自分の個性、独創性を脅かすしがらみがあって、身動きが取りにくい状態。そして、トムの魚座15度-22度の金星と太陽には、魚座24度のドラゴンテイルが接近中だった。ドラゴンテイルは常に逆行だからこの1960年2月28日以降に合になって、自分の人生から逃げ出したくなるような時期、退廃的になる時期が待ち構えていた……。
ということで、ぶっちゃけ熱愛というより、マーガレット王女のほうが、タウンゼント大佐への傷心を忘れるためにヤケな感じで相手を探していて。相手のトムは結婚は避けたかったけど王女が結婚したがっていたからしないわけにはいかなくて。トムにとっては『結婚は人生の墓場』みたいなものだった……。写真は幸せそうだけど、このとき幸せだったのはマーガレット王女だけだったかも(汗)
☆告知☆冒頭ちょい出し☆【辛口オネエ】2022年下半期の恋愛運☆アプリで先行配信スタート☆
辛口オネエの有名人占いバックナンバー