お役目のある人(1)「お役目がある」とは?家系・一族のお役目編【芦屋道顕】

お役目のある人(1)「お役目がある」とは?家系・一族のお役目編【芦屋道顕】

お役目のある人(1)「お役目がある」とは?家系・一族のお役目編

スピリチュアル業界に身を置いている人、興味のある人はどこかしらで「お役目」という言葉を聞いたことがあろう。そして、その意味もなんとなく理解しているか、あるいは己が「お役目」を背負って大変な思いをしながら日々を送っているやもしれぬ。

しかし「お役目」とは一体何なのか、なぜ自分なのか、あるいは「なぜ、あの人が?」なのか。あるいは、自分はお役目をこれまでも今後も背負うことがないのか、いつか背負うのか。気になったことがあるならば、この記事が役に立つやもしれぬ。

■「お役目がある」とは?

「お役目がある」とは、多くの場合は霊能力的な他人にはない特殊能力を持つ人が自身でそう感じるか、周囲がその人の特殊能力を知ったときに「あなたにはお役目があるのね」などと言うときに使う言葉じゃな。

その力は神仏から授かったもので、その力を人の世の中で正しく使っていくことで、神仏の手伝いをすること。そのために神仏から選ばれた、と「お役目」のある者は自覚を持つことが大事じゃな。

■お役目を授かる人はどう決まる?

お役目のある人全てに聞いたわけでもないゆえ、例外はあるやもしれぬが、知る限りではお役目を授かるのは宝くじの如き偶然ではなく、授かるべくして授かっているのじゃ。

しかしそのお役目も、他人が聞いて「そのような能力なら、自分も欲しい。多少、面倒でも世のため人のために役立てるから、是非とも」と思う能力や運命もあれば、「なんという重荷を。自分なら耐えられない」と、そのお役目を背負うのが自分ではなく他人で本当に良かったと思うものもある。

重荷

では、お役目を授かる人は何が理由で授かったのか。

★家業を継ぐ立場

まずは家系、血筋によるもの。特に伝統文化を次世代に受け継ぐお役目のある家には、同じ家系の魂が繰り返し生まれてくることが非常に多い。肖像画や写真が残っている場合、その家系の人々とまったく関わりのない赤の他人が見ても「三代目の肖像画と六代目のモノクロ写真と九代目の写真が同一人物かと思うほど似てる」と分かるほど。

一族

そのようにして、伝統文化を守る家系に生まれ、その家業を継ぐべき立場の人間には家業を遂行するお役目があり、家業に打ち込んでいる限りは平穏無事でいられる。(その家系が呪われていなければ、ではあるが)往々にして本家の長男長女がこのお役目を背負うているが、必ず次男が、必ず四女が、必ず嫁入りしてきた女性がなど、一族の数だけお役目があり、引き受ける立場もそれぞれじゃ。

そして、その家業をさぼって他のことをしようとすると、そちらはまったくうまくいかず、結局は家業に舞い戻ることになる。そして、腹をくくって家業を真面目にやり始めると、また全てがうまくいくようになる。

お役目のために生まれてきた長男長女がお役目を嫌って、どれほど他のことがうまくいかなくとも頑なに家業を避け続けたらどうなるのか。そのお役目は、次男次女など他の兄弟姉妹が肩代わりすることになる。そして、お役目を引き受けた誰かはそのときから先祖やその家系を見守る神仏の加護を得る。

★一族の信仰を守るまたは呪いを封じる・引き受ける

あるいは、家業というものはとうの昔になくなって、一族の皆が異なる仕事をして異なる場所で生活をしていても、年に1度集まり何らかの儀式を行うという家もある。

その一族が子々孫々まで続くよう、繁栄するようにと、先祖の誰かが始めた信仰を守るための儀式のこともあれば、先祖の誰かが受けた「末代まで祟ってやる」呪いを封じるための儀式のことも。赤の他人が知ればそのような血筋に生まれなくて良かったと震えるような、一族のほかの人間を救うために「生贄というお役目」を背負うている人もいる。「長子が必ず死ぬ」「親族まで含めた一族で、常に一人は神様にとられる(早くに命を落とす)」などもある。

血筋、一族に関わるお役目は生まれた時から背負うていて、放棄できるものであれば放棄はできても、その場合は神仏や先祖の加護を失い、一族からも縁を切られ困難な人生になりがちじゃ。命を取られるお役目であればそれでも放棄したいものではあるが、そのようなお役目のある人ほど、それを受け入れる覚悟もある。これは、己の一族の末裔が命を取られると知って、不憫に思うた先祖の誰かが、あるいは守護霊の誰かが、役目を引き受ける立場で生まれ変わってくるからじゃ。「小さい頃から、この子は自分の運命を分かっていたのでは」と思える非常に聡明で短命な子供は、このような魂の持ち主であることが多いのじゃ。

続く。

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