さらに、青いところ。アダムのリリスにトランジットの冥王星が合。アダムの太陽にはトランジットのリリスが合。リリスは性的な根深い問題や、ふだんはみんなが見て見ぬ振りをするようなことも示すポイント。出生の太陽にトランジットのリリスが乗るときって、ぶっちゃけると「生理的嫌悪感」を抱く、抱かれるようなことは起きやすいのよね。
単体ならほかの出方もするけど、このときはアダム本人のリリスにもトランジット冥王星が乗ってて。もう容赦なくリリスの問題……彼の場合はまあ、世の中の大多数とは異なる性的なアイデンティティと、それでこれまでに受け入れてもらえずに傷付いたこともあるとすれば、そういう記憶とも向き合わされることになったのね。
最後に、緑のところ。アダムのジュノーと、トランジットのジュノー・天王星合がスクエア。ジュノーは権利の主張、という意味があるけど、ジュノー同士がスクエアやオポジションになると「主張の衝突」が起きるときになることがあるわ。彼は番組を放送したABCに殺到した抗議を受けて、きちんと自分の考えを表明したのに、結局のところその後の番組への出演が中止された。しかも、結構近い日付に決まってた生放送を降ろされたのよね。彼のジュノー（権利の主張）が、トランジットのジュノー天王星合に折られちゃったのね。天王星がスクエアだったから「突然の出演中止」になったのかも。
じゃ、次は今年のアカデミー賞の授賞式の日の話ね。
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