【芦屋道顕】行楽シーズン!危険な場所の見分け方(3)歓楽街編【霊的護身術】

【芦屋道顕】行楽シーズン!危険な場所の見分け方(3)歓楽街編【霊的護身術】

キャバクラやホストクラブ、風俗店などの水商売の店、ラブホテルなどがほとんどない。

酒は飲めるが、性的な欲望を発散させる場ではないゆえに、それ目当ての輩が寄り付かず、街に欲望のドロリとしたエネルギーが渦巻いておらぬのじゃ。ゆえに遠くから妖が惹きつけられることもなく、溜まり留まることもない。

【芦屋道顕】行楽シーズン!危険な場所の見分け方(3)歓楽街編【霊的護身術】

このような歓楽街は蒸し暑い季節でも空気がカラリとしていて明るく、道行く人も店員も皆、笑顔が見える。ぼったくりやスリ、客同士の喧嘩などの話もほとんど聞かず、ガイドブックなどでは治安も良いと書かれておろう。

かたや、心が弱っているときにはどんなトラブルに巻き込まれるか分からぬ魑魅魍魎蠢く繁華街は、清々しい陽気でも常に空気がぬめっとしている。定期的に暴力事件や殺傷沙汰、火事などが起きている。火事は、その街に負のエネルギーが溜まり過ぎると起きることがあり、そのときにはただ居合わせただけでも巻き添えになるゆえ注意したいところじゃ。

このような歓楽街には、ただの飲み屋よりも水商売の店が多く、特にキャバクラやホストクラブなど、異性を色恋で引っ張り大金を巻き上げる、恨みつらみが募りやすいのも特徴である。

そのような店に縁もなく興味もないにも関わらず、その街に3日も通い酒を飲んだだけでも、渦巻く欲望のエネルギーの影響を受け、それまでの倫理観や金銭感覚が狂い、初回いくら、安いから、といった勧誘にうっかり引っかかることもあろう。

引っかからずとも、そのあたりで取り憑く相手を探している妖のうちで、己がこの世に未練を残した最初のきっかけを忘れ、手当たり次第に人間に仇をなす者があるゆえ気をつけたいものじゃ。

そやつらは幸せそうな人間は引きずり落とし、

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