行楽シーズンに気をつけたい「霊的に危険な場所」の見分け方、第3弾となる今回は歓楽街。夏休みには旅先の自然や観光名所を探索し、夜は宿でゆったり過ごす派もいれば、歓楽街に繰り出し人の世の楽しみを堪能する派もおろう。
美酒に酔い、その土地の夜にしか見られぬ顔を見るのはまことに楽しきこと。しかし、夜の歓楽街は魑魅魍魎や浮遊霊にとっては格好の人間の「狩場」である。彼らは墓場で運動会などよりも、人の欲望渦巻く歓楽街での酒池肉林を好むのじゃ。
★霊的護身術バックナンバー
(1)宿屋編
(3)歓楽街編
歓楽街にはさまざまな妖(あやかし)がいるが、おおまかには4種類。
1.魑魅魍魎
人だった頃に酒や肉欲に溺れ、人の姿を失って長く経ち、魑魅魍魎と化してもまだ人の世の快楽に未練を持つ存在。
2.浮遊霊
繁華街での喧嘩や飲み過ぎで命を落としたもの、その歓楽街に生前よく来ていた誰かが死後、郷愁を感じで来てしまったもの、まったく生前はその歓楽街とは縁がなかったにも関わらず、この世を彷徨ううち歓楽街の欲望のエネルギーに引き寄せられてしまったものなど。
3.生霊
いわずもがな、これが最もパワーが強く厄介であるが、