しかし、その夢を共有する相手を探しても見つからなければそれはそれでよい。すぐに見つかり「奇遇だね」「なんでだろう?」と相手もその夢を気にしているならば、話し合い掘り下げていけば、何かしら2人の関係あるいは2人のそれぞれの人生の転機をうまく乗り切るヒントともできよう。
が、未来は刻一刻と変化するもの。その日に受け取った夢のメッセージが、三ヶ月後に分かることもあるが、三ヶ月後にはもう役に立たなくなっていることも多い。夢のメッセージの多くはそのときに必要な情報、いわば「なまもの」である。
特に、先々についてのメッセージであるならば、夢の細部まで覚えていてふだんは忘れたつもりでも、ことあるごとに思い出すなどして、実際に受け取ったメッセージが役に立つときまで覚えていられることが多い。
メモったり絵にしておけば確実ではあるが、しなくても忘れないものじゃ。
朝起きて、慌ててメモらなければ朝食を食べ終える頃にはすっかり忘れ果てている夢は、ほとんどが肉体や寝たときの環境、精神状態からくるものであって、正しく解釈して役立てねば!などと思う価値もないものである。思い出せない夢は思い出さなくてよいぞ。
むしろ、とても怖い夢を見たのにうまく忘れられたなら、あるいは何かしら義務や責任を夢の中で負った気がするのに忘れたなら、それは忘れたままにするがよい。これは非常に大事なことゆえ、後々話すぞよ。
続く。
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