中編【芦屋道顕】町で偶然何度も遭遇する見知らぬ人のちょい怖な話【現代の呪】

前編はこちら↓
【前編】町で偶然何度も同じ「知らない人」を見る霊的な理由

学生時代、仲の良い友達が「同じホームレスを何度も見る」と言うので、仲間内で「ホームレスなんていつも同じところにいるんだから、そりゃ毎日でも見るだろ」「通学路にいるあいつ?俺も毎日見てるけど?」と笑い飛ばそうとしたところ、そやつは怒ってな。

■特定のホームレスを離れた場所で何度も見る!?

そやつが言うには、同じホームレスと、

・家の近所で
・家から2km離れた地元の駅前で
・隣町の駅前で
・家族で釣りに行った、家から100km以上離れた川辺で
・家から12駅離れた町の塾の前の路上で

遭遇したという。

ホームレスなんてどれも同じに見えるから、別人ではないか?と聞くと、服装、髪型、前歯がなく不気味であったこと、持っているビニールの大きな袋の柄など、すべての特徴が一致していて、確実に同じホームレスだというのじゃな。

そのときは皆、事情を聞いても笑い飛ばしたままで、本人も皆に笑われて「大したことがないかも」と、気にかけるのをやめたのじゃ。若く前向きであるがゆえ、ふだんであればこのように小さなことは気に掛けぬことも大切。

しかし、このときは違うた。気にかけておくべきだったのじゃ。なぜか。

友人がその話をしてから、数ヶ月も経たぬ頃だったか。ある日から彼は学校に来なくなり、携帯も「現在使用されておりません」のアナウンスが流れるのみとなった。しばらくして、彼が家庭の事情で退学したと学校から知らされた。

そこで、いつもつるんでいた仲間で、彼の自宅まで行ってみると、なんと

Pocket
LINEで送る