走水神社とは?
社殿を真正面から撮るのははばかられたゆえ、斜めからじゃ。
走水神社
本当は自身で参拝するのが一番で、それに及ぶご利益などは期待できぬが、横須賀が遠くてどうしても行くのは難しいというおぬしは、この画像に向けてバーチャル参拝もよいぞ。
■由来
御祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)妻であった弟橘媛命(おとたちばなひめのみこと) じゃ。日本武尊はそもそも仕事運の祭神であるが、走水神社については、この夫婦の美しき伝説がそこに拍車をかけておる。
走水神社の公式情報によると、
日本武尊は、上総国へ軍船でいっきに渡ろうと船出されましたが、突然強い風が吹き海は荒れ狂い軍船は波にもまれ進むことも戻ることもできず転覆するかの危機に、日本武尊に付き添ってこられた御后の弟橘媛命が「このように海が荒れ狂うのは、海の神の荒ぶる心のなせること、尊様のお命にかえて海に入らせて下さい。」と告げ、「さねさし さがむのおぬにもゆるひの ほなかにたちて とひしきみはも」と御歌を残し、海中に身を投じられました。たちどころに海は凪ぎ風は静まり日本武尊一行の軍船は水の上を走るように上総国に渡ることが出来ました。以来、水走る走水と言われております。
とのこと。
ざっくり言うなら、夫の無事を祈願し己の身を投げた妻と、その妻をこよなく愛した夫婦を祀った神社であるわけじゃな。
この妻の献身ゆえに夫は無事己の使命を遂げられたゆえ、夫婦円満の祈願も良いが仕事運の祈願により相応しいのじゃ。