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豆腐と納豆の原料は、畑の肉と言われる大豆です。大豆は肉より低糖質で、植物性のタンパク質が豊富なので、ダイエットに向いている食材として、豆腐と納豆を取り入れる方は多いですね。
大豆に含まれるイソフラボンは女性ホルモンと同じような働きをするので、お肌のハリがよくなるし、大豆製品の豆腐と納豆はダイエットにもいいし、一緒に食べれば良いのではないかと考えている方は、ちょっと待ってください!豆腐と納豆のカロリーを考えたことはありますか?
せっかくダイエットのために、豆腐と納豆を積極的に食べていたのに、太ってしまったらショックですよね。
今回は、豆腐と納豆を一緒に食べると太るのかについて解説していきます。
豆腐1丁と納豆1パックを毎日食べたら太る可能性大
豆腐も納豆もお店から買ってきて、火を通さずに食べられることから、手軽に取り入れることのできる食材です。
ダイエットのために体に良さそうな食生活に変えようと、豆腐1丁と納豆1パックを毎日食べたら、カロリーオーバーで太ってしまう可能性があります。
豆腐は肉より低カロリーでダイエット向きであり、納豆も発酵食品なので腸にいい食材として知られています。
そんな2つの食材を一緒に摂ると、なぜ太るのでしょうか。
豆腐と納豆はヘルシーな食べ物では?なぜ太る?
豆腐はヘルシーという概念は、とても浸透しています。確かに同じタンパク源になる肉に比べるとカロリーは低いです。
ダイエット中は、夜ご飯を豆腐中心のメニューに変えようと考える方も多いのではないでしょうか。
豆腐と納豆の原料の大豆は、植物性のタンパク質の他に、ビタミンやミネラル・食物繊維が豊富です。最近流行りのヴィーガン食でも、肉の代わりに大豆を使った大豆ミートに置き換えられたり、今も昔も畑の肉として大豆は良質なタンパク質として扱われてきました。
納豆も昔からある発酵食品で、納豆の納豆菌が腸内環境を良くしてくれる効果があることで知られています。また、納豆は発酵することで、もともとの大豆の栄養をアップさえてくれるので、健康に良いです。
ですが、豆腐も納豆もカロリーがないわけではありません。
豆腐も納豆もさらっと食べれてしまうので、つい一緒に食べ過ぎてしまうと、カロリーを多く摂りすぎてしまい、太ってしまったり健康を損なう場合があります。
豆腐と納豆の気になるカロリー
豆腐や納豆の原料の大豆自体は、意外とカロリーが高いのです。
大豆自体を食べやすく加工した蒸し大豆の場合、100gあたり205kcalあります。炊いたご飯で計算すると120g程度になるので、お茶碗小盛り1杯分になります。
では、豆腐や納豆のカロリーはどれくらいなのでしょうか。脂質、糖質と合わせて見ていきましょう。
木綿豆腐(100g):72kcal 脂質4.2g 糖質1.2g
絹ごし豆腐(100g):56kcal 脂質3.0g 糖質1.7g
糸引き納豆(100g):200kcal 脂質10.0g 糖質5.4g
参照:文部科学省 日本食品標準成分表2015年版(七訂)豆類の表から
豆腐の1丁は約300~400gで販売されているのが一般的なので、豆腐1丁を300gと仮定すると、1丁で木綿豆腐なら216kcal、絹ごし豆腐で168kcalです。
納豆は1パック40~50gで販売されているものが多いので、50gと仮定すると、100kcalとなります。
肉や魚など他の料理を一緒に食べている場合、カロリーが低いからといって豆腐を1日に1丁食べてしまうと、カロリーオーバーになる可能性があります。
木綿豆腐と絹ごし豆腐の違い
木綿豆腐と絹ごし豆腐は製法が異なっているので、食感や重量が違っています。
木綿豆腐は、豆乳に凝固剤を加え、一度固めたものを崩してから箱型に入れ、圧力をかけて水分をしぼり固めて作ります。そのため食感もしっかりしています。
絹ごし豆腐は、木綿豆腐よりも濃い豆乳に凝固剤を加え、そのまま固めて作ります。水分を抜かないため、しっとりとした軽い食感です。
豆腐と納豆の1日に食べる量の目安
豆腐と納豆は食べ過ぎなければ、ダイエットに向いている食材です。では、1日に食べる量の目安としては、どれくらいが適切なのでしょうか。
1日に食べる大豆製品の量の目安
・豆腐:3分の1~2分の1丁程度
・納豆:1パック
ただし、上記は豆腐か納豆、どちらかを食べた場合の量の目安です。
豆腐の上に納豆を乗せて両方を一度に食べる場合は、それぞれを半分の量に減らすと良いでしょう。
豆腐と納豆はタンパク質が豊富なので、食事の際には肉や魚と同じように考える必要があります。
ダイエットのために豆腐1丁を食べようと考えた場合、木綿豆腐なら216kcalになりますし、糖質も脂質も多く摂ってしまいます。豆腐を食べる際は、主菜の肉や魚を豆腐料理に置き換えるなどの工夫が必要になります。
納豆も1日1パックでしたらカロリーも100kcal程度なので、他の食事とのバランスを考えて続ければ、太る原因とは考えにくいですが、摂りすぎるとカロリーオーバーになり、太ってしまいます。毎食食べるのは避けたほうがいいでしょう。
大豆製品なら「おから」も考えてみて
ダイエットに向いてる大豆製品では、おからを食事に加えることも検討するといいでしょう。
おからは、豆腐を作る際の豆乳を作るときに出る、絞りカスです。生のおからは100gあたり111kcalですが、食物繊維が11.5gなので、お通じにとても良い食べ物です。大豆の栄養素も摂れるので、上手に取り入れれば、ダイエットに嬉しい効果が期待できます。
まとめ
豆腐と納豆を一緒に食べると太る可能性があることを解説してきました。豆腐や納豆は健康に良い食べ物ではありますが、摂りすぎてしまうとカロリーオーバーになる原因にもなりかねません。
豆腐と納豆を毎日食べているために太ってしまったということがないように、1日に豆腐なら3分の1~2分の1丁、納豆なら1パックを目安に摂るようにしましょう。
ダイエットに大豆製品を摂り入れる場合は、おからも安くて手軽なので、ぜひ試してみてください。