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数ある缶詰めの中でもなじみ深くアレンジしやすいシーチキン。おうちに必ずストックしているという人も多いのではないでしょうか。今回は、ダイエット中に知っておきたいシーチキンのカロリーをはじめ、水煮のカロリー、栄養素、おすすめの食べ方など、シーチキンについてまとめてご紹介します。
シーチキンのカロリーはどれくらい?
シーチキンは多くのメーカーから販売されていますが、代表的なメーカーは、誰もが知っている、はごろもフーズではないでしょうか。そこで、はごろもフーズから販売されているシーチキンの代表的な商品のカロリーをご紹介します。ダイエット中の方はぜひ参考にしてみてください。
シーチキンファンシーのカロリー
シーチキンファンシーのカロリーは、1缶140g入りで、396kcalです。普通のシーチキンとは少し違い、びんなかまぐろのかたまりタイプで、シーチキンの特選品として販売されています。油がしっかりとのっていておいしいですが、シーチキンの中では高カロリーな商品です。
シーチキンマイルドのカロリー
シーチキンマイルドのカロリーは、1缶70g入りで、 203kcalです。味付きのかつおのシーチキンで、フレークタイプです。気軽に使えるサイズ感が人気ですが、カロリーは高めです。
シーチキンLのカロリー
シーチキンLのカロリーは、1缶140g入りで、 349kcalです。シーチキンLはきはだまぐろを大きめにほぐしたタイプです。はごろもフーズのシーチキンのなかでは定番なので多くの人が食べていると思いますが、低カロリーとは言えないですね。
シーチキンの水煮は低カロリー?そのまま食べるとまずい?
油漬けのツナ缶のカロリーが思った以上に高いことがわかりましたが、水煮のカロリーはどのくらいなのでしょうか。また、水煮のシーチキンはパサパサしていてまずいというイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。ここからは、シーチキンの水煮についてご紹介します。
シーチキンの水煮は低カロリー?
シーチキンの水煮のカロリーは、1缶70g入りで、 48kcalです。普通のシーチキンに比べると、約4分の1ですね。非常に低カロリーで、ダイエット中でもしっかりと食べて問題なさそうです。
シーチキンの水煮はそのまま食べるとまずい?おすすめレシピ
少し昔のシーチキンの水煮は、そのまま食べるとパサパサしていてまずいという印象でしたが、近年は改良され、おいしいものが増えています。パスタの具にしたり、チャーハンの具にしたりとたくさんのレシピがありますが、ダイエット中におすすめなのは、たっぷりと野菜を使ったサラダにトッピングすることです。
油漬けのシーチキンに比べ、水煮はそのまま食べると残念ながら多少パサパサした感じがありますが、みずみずしい野菜と一緒に食べることで気にならなくなります。また、食べるときにドレッシングをたくさんかけるのはよくありません。ドレッシングには、主成分として油が使われているので、ドレッシングを使う場合は、ノンオイルドレッシングを使うことをおすすめします。
シーチキンの水煮は離乳食に使える?
油漬けのシーチキンは、脂質を分解する力が弱い赤ちゃんには脂肪分が多すぎると言われています。なので、離乳食でシーチキンを与える際は、なるべく水煮を選びましょう。やむを得ず油漬けのものを与える際は、熱湯をかけて油抜きし、少量を与えるようにしましょう。
ツナ缶の栄養素
水煮のツナ缶のほうが低カロリーということがわかりましたが、栄養素から見るとどちらのほうが身体にはよいのでしょうか。また、油漬けのツナ缶はダイエット中でも食べてよいのでしょうか。油漬けのツナ缶と水煮のツナ缶の栄養素を比較してご紹介します。
油漬けのツナ缶の栄養素(1缶70gあたり)
タンパク質13.5g
カリウム196mg
塩分0.75g
脂質13.5g
炭水化物0.05g
水煮のツナ缶の栄養素(1缶70gあたり)
タンパク質11.6g
塩分0.6g
脂質0.1g
炭水化物0.2g
大きく違う点は、油漬けのツナ缶にはカリウムが含まれている点と、脂質が高いという点ですね。カリウムは、むくみの予防などに効果があるので、ダイエット中には率先して摂取したい栄養素です。ですが、水煮のツナ缶には0.1gしかない脂質が、油漬けのツナ缶には13.5gも含まれています。ここまで脂質が高いとダイエット中には向かないので、油抜きをしっかりと行うか、できれば水煮のツナ缶を積極的に選んだほうがよさそうですね。
ツナ缶を毎日食べると病気になる?
ツナ缶を毎日食べることで健康に害があるという噂があります。それは、ツナ缶の油に含まれる、リノール酸と、マグロ類の魚に含まれるメチル水銀が人体に影響を及ぼすと言われているからです。ですが、どちらの成分も食べ過ぎなければ問題ありません。
まずリノール酸については、人体に必要な栄養素ですが、摂取し過ぎると免疫細胞のはたらきが弱くなる性質があります。現代人は他の食品からリノール酸を必要分摂取できているので、ツナ缶の油を摂りすぎると過剰摂取につながるということです。
次にメチル水銀ですが、マグロ類などの大きな魚には多少のメチル水銀が含まれています。厚生労働省では、メチル水銀を多く含んだ海産物を主食とする食事は、週に2日以内に抑えるようにすすめています。
あくまでもどちらの成分も健康被害があると言われているのは過剰摂取が原因です。なので、他の栄養素もしっかりと摂りながら、バランスの良い食事を心がけることが大切です。
最後に
今回はシーチキンのカロリーや水煮との違い、栄養素などについてご紹介しました。思っていたよりも、シーチキンのカロリーは高めなので、ダイエット中には向かない食材のようですね。食べるときはしっかりと油をきるか、水煮のシーチキンを上手に取り入れるようにしましょう。