【ほん怖】延命措置は拒否のはずが少しの迷いで1ヶ月人工心肺装置に繋がれた実母の話【Kuの社会勉強】

【ほん怖】延命措置は拒否のはずが少しの迷いで1ヶ月人工心肺装置に繋がれた実母の話【Kuの社会勉強】

※開運占い軍団のスタッフが経験した実話です。
※TOP画像はスタッフが撮影したもののため画像の転載はお断り致します。

この記事はこの話の続きです↓
【ほん怖】実母危篤の待機中に病院で遭遇した不思議な出来事:誰もいないのに自動ドアが開いて【Ku】

今回もスタッフが話してくれるよ。そして、前回の「ほん怖」はオカルトな「本当にあった怖い話」だけど、今回は現実問題として、洒落にならないというか「今後、親や配偶者の看取りを控える全ての人、自分自身の最期のためにも知らない人は知っておいてほしい」という「本当にあった怖い話」だそうです。

緊急搬送から最初の危篤時に人工呼吸器を装着してしまったため回復の見込みがなくても機械に生かされる状態で1ヶ月

★人工呼吸器装着などの『延命措置はしない』と決めていたものの……。

前回の霊体験をした記事の中ですでにお話しましたが、実母は心筋梗塞で緊急搬送、すでに心不全を起こしていたために死期はすぐかと思って覚悟をしていました。母は人工呼吸器を入れる処置は『延命でしかないから、そう言う状態なら蘇生しないで』と生前何度も言っていて、私も蘇生処置をしない同意書にサインをしていました。

★熱血若手医師の熱意に感化されて、結果的に延命措置に同意してしまった

ところが、最初に危篤になった際、真夜中で、若い当直の医師がまるで医療ドラマにでも出てくるような『熱い』方だったんですよね。また、その病院が急性期医療の専門というもので「とにかく、命を繋ぐ」ことが最優先、だったこともあるのか、危篤になった連絡を受けた時点で『すでに蘇生措置をして、一度止まった心臓がまた動き出しました』とのことでした。

そして『でも、このままで何もしなければまたすぐ同じこと(致死性不整脈)が起きてしまいます!心肺機能を維持する処置をしたいのですが、許可を!!』と、もう真夜中で、こちらも気が動転していたのではっきりとは覚えていないのですが、とにかくそんな感じのことを言われました。

この『処置』が、実はやらないことで同意書にサインをしていた人工呼吸器の装着、人工心肺装置の装着だったのです。電話口で、私も一度は「それは延命措置ですか?」と尋ねたのですが、『このままだと、朝まで持たないです!処置をすればまだ、なんとか。このままだとお亡くなりになってしまいます!!』そんな感じだったと思います。

確かに、若手医師の立場であれば、目の前に処置をすればまだ命が繋がる患者がいるのに、しかも一度は心臓マッサージとAEDで命を救ったのに、という気持ちがあったのだと思います。

これは、本当に人によると思いますが、私は心が弱かったので、また、本当にまだ意識が戻り回復して家に帰れるかもしれない、と思ってしまったため、結果的にはやはり延命措置にしかならなかったその処置に同意してしまいました。

※これは決して病院やそのときの医師のことをとやかく言うつもりはないです。本当にこの状態から回復する方もいるそうですから……。

人工心肺装置は装着したら、現状の日本の法律では本人や家族の同意があっても外せない!?

そうして、最初の危篤時、致死性不整脈を起こして蘇生された際に人工心肺装置を装着してしまったため、いわゆる機械に生かされている状態となり、途中経過は複雑なので省きますが、途中ではもう、逆に意識があるのに自力で動けず、身体中管だらけ、という状態で、本音を言えば「こんな状態なら、できるだけ早く楽にしてあげたい(全ての処置をやめて、亡くなるほうがいい)」と思う状態でした。

その後、危篤で呼び出され、担当チームのリーダーにあたる医師から次の処置について聞かされるたびに、私や他の家族で「もうこれ以上の治療はやめたい」と伝えていましたが、日本の法律上、人工心肺装置は装着してしまったら、回復して外せるか、それこそ死ぬまでもう、外せないのだそうです。

家族の同意があっても、殺人罪になるとのこと。ただ、これについてはさまざまな考え方が存在しているようで、飽くまでこの病院、この医師チームの方針だったのかもしれません。

医師

※イメージ画像(ai生成)

延命治療関連【参考資料】

※実母と似たケースがなかなか見つからないので状況は違いますが、

延命治療が始まると中止することは容易ではありません。

これはどんな病院でも担当医師でも同じかと思います。

【専門家が回答】親の終末期|延命治療の意思を確認すべき?|老人ホームのQ&A集|LIFULL介護

こちらには『外せる』との考え方が書かれています↓
【情報BOX】人工呼吸器は取り外すことができるの?  できないの? | 小さな灯台プロジェクト 人生の最終段階における意思決定支援 尊厳死を支えるリビング・ウイル

こちらは厚生労働省のガイドラインです↓
救急・集中治療における 終末期医療に関するガイドライン
日本医科大学大学院医学研究科救急医学分野
同付属病院高度救命救急センター

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★HCUとは?致死性不整脈とは?他、スタッフの実母が心筋梗塞で緊急搬送された実話のバックナンバーはこちらから↓
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芦屋道顕の真夏の怪談

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『辛口オネエの開運占い』メンバー、辛口オネエ・芦屋道顕・久賀原鷹彦(Ku)の3名の共同アカウント。【免責事項】開運占い軍団の記事はオカルト・スピリチュアルに興味がある方向けのエンターテイメント目的としております。記事に掲載されている情報を利用することで発生したトラブルや損失、損害に対して、当方は一切責任を負いません。予めご了承ください。