天気・天体にまつわるジンクスとおまじない10個

天気・天体にまつわるジンクスとおまじない10個

あなたはジンクスやおまじないを信じますか?人間は昔から生きるために天気を予測する能力が必要でした。そのため気象観測や天体観測を通して未来を予測することが重要視されてきました。しかし気象予報技術が進んでいなかった時代には雲や太陽の動きで明日の天気が晴れるか雨が降るかを予測していたため、天気や天体、晴れや雨にまつわる、たくさんのジンクスが生まれました。天体のジンクスはどれも凶兆として捉えられているものが多いようです。

今回は、今でも語り継がれている天気や天体に関するジンクスをご紹介します。

卯の時雨に傘はいらない

「うのしぐれ」とは午前6時ごろに降る雨という意味です。
この時間に降る雨は、すぐ晴れるため傘はいらないと言われていました。

雷神は人間のへそを取る

子供の頃に言われませんでしたか?
雷が落ちるとき「うつぶせの者は助かるが仰向けの者は必ず死ぬ」からであると江戸の知識人が書き残しています。
今でも雷が鳴ったらおへそを隠すというおまじないがあります。

火星が他の星を冒すと大凶

火星は災い星と呼ばれ、その運行が乱れると疫病や戦乱、飢饉などが起こると言われていました。
明治10年に西郷隆盛が西南戦争を起こして散った年に、火星が赤々と光り「西郷星」が現れたという噂が広まりました。
火星が戦争と結びつけられたいい例です。

星の光がキラキラ揺れて定まらない時は、翌日風が吹く

他にも「星が赤い輪を生じる時は風の前兆」という風にまつわるジンクスがあります。

昼に雨が降り、その夜に星が出ると翌日も雨

他にも「天が低く星が明らかに近く見える時は近日中に雨が降る」というものもあります。

地震の前には上空に怪異が現れる

地震雲や火球のことです。今でも研究されていますね。
「明治13年に直径1メートルほどの火の玉が東方から琵琶湖の上空を抜けて比叡山の西に没したが、その後地震のように大地が震動した」という記録が残っています。

彗星が出ると戦が起こる

天体のジンクスはどれも凶兆として捉えられているものが多いようです。
この彗星は長く緒を引いて飛ぶ流れ星のことを言います。火災、台風、大かんばつ、地震などの天変地異以外にも、色が青いと王侯の乱れを、赤いと戦乱を招くと言われていました。

水星に天変が現れると天候が不順となる

水星は水を司ると言われていたことから「四季のうちのどれかの季節に水星が現れなければ、その年は季節が不順であり、天下は大飢饉になる」と言われていました。
水が枯れるので作物が取れなくなるという意味です。

太陽が紫色なら風が多い

他にも「黄色なら日照りの前兆」「赤い時は凶作が来る」「色が暗く沈んでさえなければ雨または霧のしるし」と言われていました。当時の色彩感覚は豊かですね。

何月に月食になるかでその月が占える

江戸時代の俗信です。
「2月の月食は粟の値が下がり、人に災いがある。
3月の月食は米価が上がる。4月の月食は五穀の値が上がり、人が飢える。
7月の月食は翌年牛馬の値が上がる。
9月の月食は年が荒れて凶。
10月の月食は翌年秋の五穀の値が上がる。
11月と12月の月食は翌年荒れる前兆。」
とても細かいですね。当時の庶民に大打撃であった主食の出来を占うものでした。

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