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■「やる気が出ない」でも疲労でもうつでもない場合は?
やるべきことがある。
でも、どうしてもやる気が起きない。
これまでも、いつでも何かを「やる気がでない」からと先延ばしにしてきた人なら、いつものクセかもしれません。切羽詰まってからのほうが本気が出せるタイプなのかもしれません。
ですが、普段は計画的に物事を進めていて、先延ばしにすることなどほとんどない、という人でも、なぜか突然の無気力状態に陥ることがあります。
そして、嫌なことでも逃げ出したり避けたりせずに、ずっと真面目にコツコツこなしてきた人ほど、「やる気が起きない」自分を許せず、「やらなきゃ」と焦ります。
でも、心とは裏腹に身体が動かず、物事の期限は迫るばかり…。
もし、過労大きなストレスが長い間蓄積している場合は、身体の不調から来るけだるさやうつ病などの心の病の可能性もあるので、あまり放置しないほうがいいかもしれません。
ですが、もしそこまで心身共に疲れ果てているわけでもないのに、「やる気が出ない、動く気がしない」状況が続くときは、
それは、「まだ動くべきではない」からかもしれません。
■無気力・眠気・だるさは蝶になる前の「さなぎ」の時期の到来かも
スピリチュアルに興味のある方は、「人生の岐路には眠くなる」という話を聞いたことがあるかもしれません。
人間には、人生が大きく変化をする前に、新たな状況を受け入れる心身の準備が必要なのだそうです。
芋虫が蝶に生まれ変わるために、さなぎになるように。
動きたくない、何も考えたくない、何も考えられないときは、無理に動こうとせず、じっとしていたければじっとしていてみてください。
すると、不思議なことが起きてきます。
例えば、「自分が動かなければ何も変わらない」と思っていた状況が自然に動き始める。
自分が動かなくても良くなったり、当初「これをやらなければ」と思っていたことを「やらなくて良かった」ことが分かる。
そうして、気付けばまた無気力状態を脱して、自然に流れに乗って動いている自分を見つけることが出来るかもしれません。