吐かなくてもつらい食べづわり① 食べづわりってなに?どうしたら楽になる?

吐かなくてもつらい食べづわり① 食べづわりってなに?どうしたら楽になる?

妊婦さんの苦しみとして、世間に一番知られていると言っても過言ではないつわり。
気分が悪くなる。何を食べても吐いてしまう。酸っぱいものが食べたくなる。ごはんが炊けるニオイがダメ。……など、よく聞くと思います。

でもちょっと待って!妊婦さんの全員が全員、その症状なわけではありません。人によって重さが違うというだけでなく、そもそもの症状が違うこともあります。
吐くどころか、食べ物をムシャムシャ平らげている妊婦さんがいたとしても「つわりが軽い」とは限らないのです。

今回はそのムシャムシャ食べている妊婦さんが、本当は苦しんでいるかもしれないつわり『食べづわり』について、2回に分けてご紹介します。

1回目の今回は、そもそも食べづわりとはなんなのか?実際に苦しんでいる妊婦さんはどのように対処したらいいのか?というところに焦点を当ててご紹介します。

吐かなくてもつらい食べづわり① 食べづわりってなに?どうしたら楽になる?

『食べづわり』とは?

『食べづわり』とは?

吐きづわりが吐いてしまうつわりなのと同じように、単純に言えば食べづわりは「食べてしまうつわり」です。
これだけ聞くと、食べなければいいのに(笑)と思ってしまいますので、もう少し詳しく説明していきます。

食べづわりは、お腹が空くと気分が悪くなるつわりです。完全に空っぽとはいかなくても、少しお腹が空いてくるだけで、車酔いや船酔いのような気持ち悪さがあり、空けば空くほど増していきます。
お腹が空っぽになるほど食べずに我慢するとどうなるのか?これは人によると思いますが、私の場合は吐きました。

…吐くんかーい!というツッコミが聞こえる気がしますが、これも食べづわりのつらさの1つです。気持ち悪いから吐きたいけど、お腹に吐くものが入っていない状態です。この状態で限界値まで達した私は胃液を吐きました。ここまで来ると自分で食べ物を用意することすらままならない気持ち悪さなので、うえぇ~とうなりながら作らなくてもいい買い置きのお菓子などを漁っていました。

逆に、食べていれば気持ち悪くないんでしょ?と感じるかもしれません。それは正解ではあるのですが、それで解決!とはいかないのが現実です。

では、何故解決しないのか?解説していきましょう。

『食べづわり』とは?-2

「食べてしまう」結果の体重増加

「食べてしまう」結果の体重増加

人間、食べすぎると太ります。妊婦の場合、肥満は難産の原因になるそうで、産院から「(体重の増減)±〇kgまでね」と言われます。しかもこの〇kgの中には今後お腹の中で大きくなる赤ちゃんの体重も含まれています。出生体重の平均3kgと、胎盤や羊水なども考慮した約4kgを引いた数が増減可能な体重となるそうです。
吐きづわりで食欲が落ちて指定の体重より減少してしまうのも危ないですが、増えすぎるのも良くないのです。

普通であれば、ある程度は食べる量も抑制しつつ、適度に運動をして体重を維持するものですが、食べづわりとなればそうはいきません。
体調に身を任せて、好きなだけ食べると太りますが、妊娠中は(一般的につわりが酷い妊娠初期は特に)激しい運動は出来ません。流産や早産の原因になるからです。
食べたら太る。軽い運動ぐらいしか出来ないから食べる量を調整するしかない。なのに食べないと気持ち悪くて動けない。こんな負のサイクルに陥ってしまうのです。まさに、食べたくなくても「食べてしまう」状態です。

では、どうすればいいのか?私が実際につわり中に気にしていたことをまとめてみます。

「食べてしまう」結果の体重増加-2

食べる物のカロリーを下げる

食べる物のカロリーを下げる

まず思いついて最初にはじめたのがこれです。お腹が満たせればいいのなら、あまり太らないものを食べよう!という作戦。
洋食よりも和食多めに、野菜や鶏肉、白身魚などとにかくカロリーが低そうなものでお腹を満たそうとしました。
すると、やはり何も気にしないで食べていた時と比べれば、効果が得られました。しかし、問題もあります。

カロリーの低い食事を毎度作る時間があるとは限りません。外出中に気分が悪くなってきたら、コンビニなどでパッと買って口に入れたいけど…カロリーの低い物だけをその度食べるというのはなかなか難しいですし、レパートリーも少なく飽きてしまいがち。ダイエットでリバウンドする方もここで悩むのではないでしょうか?

そこで、あくまでこの低カロリーというのは出来る限りで実行しつつ、さらに食べ方も考えてみましょう。

食べる物のカロリーを下げる-2

食べる回数は増やす!食べる量は減らす!

食べる回数は増やす!食べる量は減らす!

人間、健康に過ごすには『1日3食』と言われていますが、食べづわりの人に1日3食が出来るかと言うとなかなかむずかしいです。間にお腹が空くと食べないと気持ち悪くなってしまいますよね…。

気持ち悪くなる度に食べてしまうなら、1日3食という定義を1度捨てて、1日5食でも6食でもいいので、都度食べる代わりに1回の食事の量をグッと減らしてみましょう

これで、妊娠前よりも量を食べてしまう!というのを予防して、尚且つ食べるもののカロリーも極力抑えることで、食べていても極端に太ってしまうのを少しは抑えることが出来ると思います。

お腹が空きすぎる前にお腹を満たすことで、一度に食べる量は少なくて済みます。大事なのは、1日に食べた量を合計し、妊娠前に1日3食で食べていたころより量が増えていない状態であることです。ちまちま食べることでお腹をごまかしながら乗り切りましょう!

ただ、少し多く食べてしまったとしても、過度に自分を責めることは禁物です。明日はがんばるという気持ちで、ストレスを貯めないで、諦めてやけ食いしないように、マイペースでがんばりましょう!

食べる回数は増やす!食べる量は減らす!-2

いかがでしたか?

今回は、私も経験した『食べづわり』について、今困っている妊婦さんに向けての対処法をお送りしました。

第2回では、食べづわりを経験してみて、具体的にどのような事がつらかったのか、周りの人はどんな手助けができるのか?というところに焦点を当ててお伝えしたいと思います。

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