「私服がダサかったけど、彼が医者でお金持ちだから私は彼を諦められないんだ。私って打算的」と感じ、周囲からも「あんなダサい男とよく付き合えるわねあの子。やっぱりお金目当てなのね」なんて思われたとしても、気にしないでいい。
その「愛」は本物だ。具体的な職業名はあげないけど、もし、彼が仕事中はかっこいいけれど社会的にはステイタスが高くなく収入も大したことのない職業ならなおさらだ。
「ダサい」を理由に成長株をフって後悔した僕の女友達の話
でも、せっかくそんな自分だけの掘り出し物を見つけたとしても、相手がいっさい君のアドバイスを聞かない男で、今後のデートに毎回とんちんかんな服装をしてきたら、さすがに嫌になってしまうよね。
女友達に紹介したくて、知り合ったばかりの彼を自由が丘のこじゃれたカフェランチに誘ったら、彼が「センスゼロのホストか勘違い美容師みたいなタータンチェックのスーツにサテンのシャツ、ゴツい喜平のネックレス、つま先がとんがったエナメルの靴で現れて、友達から『アイツだけはやめておけ』と本気で止められ、店でも浮きまくり、その後実際に別れた」なんて苦い経験談を女友達に聞かされたこともある。
僕は、その彼の気持ちが分かるから可哀想でしかたないけど(苦笑)その彼はきっと、自由が丘というお金持ちマダムが集まる平穏で上品な街で、お日様の出ている時間帯の気軽なカフェランチに似合う服装が分からなかっただけなんだ。彼なりに気合いを入れてオシャレを考えて、モテる男のお手本としてもしかしたら「ホストに学ぶ」なんて変な雑誌の特集に引っかかったのかもしれないよね(苦笑)タータンチェックのスーツ、きっと彼にとっては勝負服だったんだと思う。