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■自由が奪われた軟禁生活24年。でも耐えられた理由を出生図から
先に(1)(2)を読んでね↓
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スーチー女史の波乱万丈人生の理由は(1)(2)で観たけど、今回は軟禁生活通算24年という、これまたふつうの人が経験しない苦難を乗り越えられた理由。
ぶっちゃけそもそも「自宅軟禁」だからどこぞの軍の刑務所に「監禁」されることなんかに比べたらだいぶ自由はあるわけだけど。それでも自宅から出られず、会いたい人にも自由に会いに行けず、常に敵対する軍事政権の兵隊に見張られてる生活だから、耐えられない人には耐えられないはずで。
たぶんこれを読んでる人達も、なんとなく自宅の中では自由に動いていいしベランダや庭もOKくらいなら「猫飼っててインドア派の自分も、けっこう耐えられるかも」または「サーフィンとスノボが趣味のアウトドア派の自分には、犬の散歩すら自由に行けないなんてストレスで死ぬ」と大きく二派に分かれるんじゃないかと思うけど。
【余談】出生時間がもし分かれば「12室」「8室」に注目
ちなみに、スーチー女子は出生時間が分からないからハウスシステムが使えないけど、もし出生時間が判明したら、たぶん12室に太陽月金星火星のどれかが入るかもしれない。12室に個人天体、特に太陽や月があると本人がインドア派のこともあるけど、なんらかの事情で、自由に表を歩けない人になる。外に出るとすぐにファンやパパラッチに狙われる、テレビや映画で有名になった俳優なんかはけっこう12室に太陽があることが多い。あとは、小説家や漫画家、作曲家みたいな、どうしても部屋に篭ることが多くなる人。それから、病院で長期入院する人、刑務所で懲役を受ける人も。
8室に個人天体の特に太陽や月が入る場合は、12室に比べると、必要性があって本人の意思も関係して「表に出ない」人になることが多い。秘密を守るため、研究のため。「黒幕」的な人は自ら誰かのところに出向くんじゃなくて、自分のところに誰かが密かに訪ねてきて、密かに会う。表にはその人の存在や、何をしてるのかがあまり分からない人は8室太陽のことがあるわ。
こういう星回りの人達は、それが自分の意思であればもちろん、多少「やむおえない理由で」「強制されて」家から出られないようなことになっても、メンタルは大丈夫。
■牡牛座の金星火星と蟹座の土星ヘッドがセクスタイル
スーチー女史の場合は別の部分で理由を探すことになるけど、軟禁されても心が折れなかったのはまず、金星と火星が牡牛座にあって合で、蟹座の土星ヘッドとセクスタイル。牡牛座はそもそも粘り強くて頑固。そこにさらなる忍耐力を与える土星がセクスタイルで蟹座ヘッドのセクスタイルは民衆が心の支えでもあった。
国外退去を条件に軟禁生活を解除する提案を軍部がしても拒否して、軍事政権の生活援助の申し出も、イギリス人の夫からの仕送りも拒否して、家具を売り払って生活費に充ててたんですって。軍や外部からの支援を一切断ることが不当な軟禁への抗議だったわけね。そして、瞑想や運動や短波ラジオを聴くやら読書やらをして、軟禁生活を乗り越えた。このあたりはガンジーの弟子だけあるのかしら。あとは夫との結婚後、しばらく専業主婦の時代もあったから、家の中でやるべきことをやって、小さな楽しみを見つけ出していくのもお手の物だったのかもね。
自宅軟禁が長引いて家族(息子が2人いる)とも会わせなければやがてはギブアップすると軍事政権は見込んでたんだけど、相手が籠城のプロだったわけね。そもそも自宅は広い豪邸で、庭も含めた敷地は5000坪もあって散策OKだったのも心折れずにいられた理由かも。
■天秤座の月と蟹座の土星がスクエア・牡牛座金星火星と獅子座のジュノー冥王星がスクエア
とはいえ緊張の連続・夫と逢えないストレスはやはり並大抵のものじゃなかったわけで、それはスーチー女史の天秤座の月と蟹座の土星のスクエア、牡牛座の金星火星と獅子座のジュノー冥王星のスクエアに表れてるわ。
獅子座の土星スクエアは民衆に対する責任。夫が病気で倒れたときに、軍事政権からまた国外退去を提案されたけど、夫への愛を優先してミャンマー国民を見捨てるわけにいかないと、軟禁生活の継続を選んでるのね。彼女のプライベートな楽しみや行動を司る金星火星には獅子座のジュノー冥王星がスクエア。獅子座の冥王星はまさに軍事政権の強権、ジュノー付きだからその要求はとても厳しい。でも、同時にこのアスペクトは、彼女自身も自らを金星火星の楽しみを追求するのではなく、厳しく律することができる人だと示している。
★月天秤座は「受け身の攻撃」が得意
ちなみに彼女の月は天秤座で、天秤座は売られた喧嘩は買うし、自分や他人の権利を侵害する敵に対してはめっぽう強い。でも、攻撃を仕掛けていくより「受け身でいることで、被害者としての被害を訴えていくことで、周囲の同情や共感、怒りを喚起して敵を攻撃させる」みたいなことに実は長けてるのね。天秤座といえば弁護士の星座だけど、被害者の立場を雄弁に語ることで、陪審員の心を掴むようなことがうまい。彼女の場合はその月はリリスとも同一星座で、土星がスクエア。これは割と策略家で、裏工作が得意な人。「ミャンマー国民のために、私はこんな恐ろしく不当な扱いに耐え続けています」と示して世界の関心を集めたから彼女の我が身を投じた策略は大成功してたのよね。
続く。
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