先祖が戦(いくさ)で共に戦い命運を共にしたか、それ以外でも命の助け合いがあったなどで互いの一族に深い感謝を抱いていた場合、彼らが死後に子孫を結びつけることがある。このような相手との間には出逢ったときから「懐かしさ」と「安心感」があり、家系の事情など知らずとも、周囲も自然に応援してくれるのじゃ。
三. 先祖同士が「敵」だったがそうとは知らず惹かれ合った
この世では敵として戦い、あるいは傷つけ合った先祖同士が、そのカルマを解消するために、この世にまた降り立ちかつての敵と今度は家族となることがある。子孫の立場で考えれば、会ったこともない曽祖父の借金を返させられるようなもので理不尽と思うやもしれぬ。が、実はこのような因縁で恋仲となり結婚に至る二人は、敵同士だった先祖の生まれ変わりで、霊的な世界のルールに照らせば妥当なのじゃな。
また、因縁で引き合わされたとはいえ、だからこそ他の異性が入り込めないほど深く結び付き仲睦まじく添い遂げることも多く、決して恐れたり忌み嫌ったりすることではないのじゃぞ。
続く。