【真夏の怪談】「誰でもいいから助けて」「・・・助けてやろうか」【芦屋道顕】

台風の雨で一時的に気温が下がりはしたが、またしても熱帯夜の復活であるな。日本の夏はなぜか怪談話がよく似合うが、それはお盆というあの世とこの世の境界線が薄れる時期を迎え、さらには霊的な存在は移動に水が欠かせぬが、このようなジメジメとした気候ではいつでもどこへでも移動できるゆえ、やはり霊的な存在の目撃談も増えるのであろう。

では、さっそく今回の話に。

「誰でもいいから助けて」に応える声は何者か

ある、ふだんから無宗教で初詣にすら行かぬ若きカップルがおった。二人は車で旅行に出かけ、さまざまな景色を楽しんだ。

その晩、泊まる予定の宿は一つの小さな山を越えた場所にあったゆえ、当然二人の車は山道を走って行った。時期はちょうど盆の頃であったがその山道には他の車はおらず、運転する男はアクセルを踏み込みまだ少しでも明るいうちに宿に着けるようにとスピードを上げた。

しかし、山道ではよくあることではあるが、一匹の鹿が道路脇からいきなり飛び出してきて、男は思わず避けようとハンドルを切ってしまい、車は横転し道路脇の森に突っ込んでしまった。

幸いにもエアバッグが作動し、運転していた男は無事であった。しかし、助手席の彼女を見ると、なんとエアバッグは作動しておらず、座席とフロントガラスに挟まれ耳から血を流し、

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