バブルの頃、を僕はリアルタイムでは知らない。だけど、世の中が好景気に沸いていて、当時の女子大生を中心に、アッシーだのメッシーだのと、男性を用途別に使い分けるのが当然だったそうだね。
デート代の割り勘論争なんて無縁、結婚相手には「三高」高学歴、高収入、高身長を求めるのが当たり前だったという。
その後のバブル崩壊から、リーマンショックにギリシャショックにと続く世界的な不況の中で、日本の経済も冷えに冷え込んだ。僕は第一次氷河期世代の先頭ランナーの年齢だったから、まだ「デートで割り勘なんて甲斐性なし」と、すぐ上の世代から言われていたから、無理もしていた。
でも、僕より下の世代からは、デートの割り勘は当たり前になりつつあり、それと同時に女性たちの交際や結婚相手への「条件」も変化してきたようだった。